今宵は瞳をとじて Ⅰ

【あとがき】

【２つのあとがき⭐️】

　【魔法のiらんどにて・初完結の時のあとがき】

　人生と言う名の道があったとしよう。

その道は険しく、見たくもない道だったとしよう。

そんな時、私たちはどうしたらいい？

“進む”と言うのなら、迷うことはない。

“嫌だ”と言うのなら、違う道を探しても構わない。

これは貴方の“人生”という道。どの道に進もうと、貴方だけのゴールがあるのだ。

　目の前の道を拒否することを、“逃げた”と呼ぶ人もいるかもしれない。けれど私は、そうは思わない。

目の前の道を進まなければ、“人生が終わってしまう”と言うのなら、進まなければいけないだろう。けれど、そうじゃない。

違う道を選ぼうと、時間が止まってしまう訳ではない。そこには、貴方の選択した、違う人生があるのだから。

“休みたい”と言うのなら、歩む道を、一度止めても構わない。

貴方が限界と言うのなら、“限界”なのだから。

今ムリなら、今、進まなくても構わない。

貴方の傷が癒える頃、また、歩みたくなるから。

　“嫌だ”と泣いても構わない。“休みたい”と叫んでも構わない。

けれどどうか、自分の人生を、自ら終わらせるなんてことは、しないで下さい。

　私は昔、心を病み、精神安定剤を使っている時期がありました。

そして、ある錯覚を起こしたことがあります。

“自分はもう死んでいる”そういう、錯覚です。

心の中で、声がした気がした。“お前が心から生きたいと思うなら、生き返ることが出来る”と……

その時猛烈に、“死にたくない”と祈った。

何のため、誰のために生きる？愛すべき人がいるなら、死なずに済むはず……そう思った。

“生きる生きる”と暗示のように繰り返した。自分が生きる暗示にかかるまで……

そして、ある友人の名と、飼っていたペットの名を、心の中で、呼び続けていた……

　皆様どうか、生きて下さい。

　瑠璃たちはまさに、人生の困難に直面しました。

歪んだ世界の中、彼らがどんな道を選択するのか、見守って頂けたらと思います。

　今宵は瞳をとじて Ⅰ をご愛読頂き、ありがとうございました。

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　【カクヨム移行後のあとがき】

　今宵は瞳をとじて Ⅰ を御愛読頂き、ありがとうございました！

　2012/08/08・魔法のiらんどにて公開させて頂いた小説をカクヨムでも投稿させて頂きました！

　若い頃に初めて書いた小説という事もあり、語彙力に乏しいところなどもあったかと思います。ここまでお読み頂き、本当にありがとうございます。

　語彙力に乏しいところはありますが、昔も今も〝キャラクターの心情を表した詩ような文〟は気に入っております。小説の書き方は年々〝自分の書きやすいスタイル〟に変化していっていると思いますが、12年前も今もまったく変わっていないスタイルなのが〝物語の途中途中に出てくる心情の詩〟です。

　果巻（作者）も割りと昔からいろいろな経験をし、いろいろな感情を感じて生きてきたつもりですので、“闇や歪み、痛みを抱えたキャラの心情”を綴る事だけはまぁまぁ得意だったんです。(語彙力はありませんでしたが)

　この物語は本当に、結局のところ、〝痛みを知った心の物語〟なんですよね。どんな展開が起ころうと、そこに必ず〝キャラクターたちの葛藤や心の痛み、培った歪んだ価値観や、孤独感、空虚感〟などが付いて回ります。

　そして、そんな心の痛み、歪みを抱き締めて、乗り越えて、未来へ行く為の“物語”になっているんです。

　──痛み、歪み、孤独を抱き締めて、時に間違いながら、それでも決して、“歩みを止めはしない”。〝いつか絶対に、幸せというものを理解して、それを心で感じてやる〟って、その根性と心の軸がしっかりと根付いているから。だから〝今はどんなに辛くても、決して歩みは止めはしない（死にはしない）〟。

(休憩はして良いんですよ。あと、生きてさえいれば良いんです)

　──そうしていつか、物語の中のキャラたちも、作者だって、どんどんと〝成長していく〟。そして成長した彼や彼女らは、いつか“自身の心の痛みの物語”の枠を超えて、“誰かを、何かを救う為の物語”へと変化させていく…──

　今宵は瞳をとじてシリーズは〝痛みを知った心の物語〟であると同時に、実は“もう1つのテーマ”があります。それが何かと言いますと…──それは〝今宵は瞳をとじて Ⅱ のCoverに書いてある最初の一文〟なので、是非、気にして読んで頂けたらと思います。( Ⅱ のCoverに書いてあるもう１つのテーマは、どちらかと言うと“完結編 ” での方がスポットが当たっています)

　あとがきが長くなりましたが、そろそろ一旦お別れです！

　最後に〝昔書いたあとがき、確かに間違った事は書いていないのだろうけど、小説のあとがきとしては、何だかズレてない？？〟と…──皆が思ったと思いますので、少しばかり補足致します！

　困難に直面した・辛い・苦しい・過去の傷が痛い〟けれど『〝いつか絶対に、幸せというものを理解して、それを心で感じてやる〟って、その根性と心の軸がしっかりと根付いているから。だから〝今はどんなに辛くても、決して歩みは止めはしない（死にはしない）〟。』──という事に繋がりますので、唐突のようですが、“あのあとがきでも良い☆”となっております🙆

　では、ここまでお読み頂き、本当にありがとうございました！！引き続き、カクヨムの形式に合わせて再編集・校正作業等をしつつ、順次 Episode を公開していきたいと思います！！ また Ⅱ でお会い致しましょう！！

　この作品を『イイネ！』と思われましたら、是非　　〝☆やレビュー〟もお願い致します！！

　評価頂けると、作者の活力・創作意欲・校正作業意欲に繋がります！！🙌🌟

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『今宵は瞳をとじて Ⅱ 』はこちら

https://kakuyomu.jp/works/16818093085687401403/episodes/16818093085687401481

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