誕生(原罪)
閑古路倫
第1話 誕生(原罪)
暗闇の中で目が覚めた。
そこは、心地良い位の暖かさと眠くなる位の柔らかい肌触り、温い水の中で俺は目覚めた。
俺は何故こんな
俺は一体何ものなのか?
ああ、それにしても何と心の安らぐ処だろう。
ふと思ってしまった。
ここに来る前、俺は何処にあったのか?
と、同時に激流の様に俺の頭の中に甦る記憶、渦に巻かれる様に息も出来ない。
「待て、待て、これは記憶なのか?俺が仕出かした事なのか?」「いやいや、待て、待て、これから起こる事じゃないのか?」「これから仕出かす事を、今?俺の脳?心?何処だ?」
「そこで見せられているのか?」
一瞬の間が過ぎて、俺の
「嫌だ!嫌だ!ここから出たくない、あんな思出の場所に出たくないんだ!」
瞼の裏に光を感じた。口から水を吐いた
何処からか声が聞こえた。
「おめでとうございます。元気な男の子ですヨ!」
誕生(原罪) 閑古路倫 @suntarazy
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます