鈍い人
第18話
「ひっさしぶりぃ~」
「マジ!?もう子供居んの?」
「俺、まず彼女つくんなきゃ★」
「みんな変わってな~い♪」
「先生は?」
「まだ来てないよ」
あれ‥とんぼ君…
キョロキョロ…
「よっ!」
「あっ!とんぼ君♪」
「とんぼ君???なにそれ?」
「あゎゎ‥武志君だったッ★」
「とんぼ君ってなんだよ!」
「イャなにそのォ…一部の女子の間で【とんぼ】って呼ばれてたのッ。野球部で よくトンボ使って地均ししてたでしょ」
「そんなん呼ばれてたんかよ、僕」
「背伸びたねッ☆中学ン時は私と同じくらいだったじゃん」
「カッコ良くなったろ?」
「そうかなぁ…」
「それひどくね?お世辞の一つくらいいいじゃんよ」
「わぁ☆武志君カッコいい~」
「なんかバカにされてるみたいだなぁ」
「んなことないよ。まだまだ、イケるでしょ☆中学ン時、武志君人気あったんだから♪」
「うっそ~背高くないし頭もさほど良くなかったし運動もそれほどねぇ‥」
「相変わらずそっち方面はニブイんだね★今だに好きって想ってる人居るのにな…」
「誰?誰だよ?」
「バァカ‥」
「ワカンネって…教えて☆お・ね・が・い☆」
「かわいく言ってもダメェ」
「武志君、ニブ過ぎ★」
「いいよ~だ★他の人に聞いてくっから」
とんぼ君、いいかげん気付いてよね…バカ★
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます