告白大会

第4話

「私、キャラメル好きだよ」


「私は消しゴムかなぁ」


「消しゴムも良いけどバッシュも なかなか良いけどなぁ」


「え~っ!?バッシュってジコチューじゃん」


「ジコチューじゃなくてリーダーシップとれる人でしょ」


「おにぎりは?」


「却下♪」


私たち仲良し5人組の中でクラスの男子にわからないように【あだ名】を付けていた。ちなみに〔キャラメル〕はいつもキャラメルを食べている男子。〔消しゴム〕は寒いギャグばかり言って場の空気を消しちゃう男子。でもとにかく明るいので人気あり。〔バッシュ〕はバスケ部ってだけなんだけどね。


…って忘れてた★おにぎりは食い気のかたまり、恋とは縁遠そう‥

言いすぎかな★反省。


「ねぇねぇ‥なんで黙ってるの?」


「聞くだけ聞いて自分の言わないの無しだかんねッ」


「私…」

「‥とんぼ君」


「えっ!?マジ?」


「私も良いと思うな」


「めっちゃイケメンじゃないけど良いよね」


「やさしいしね」


「でも秋葉系入ってない?」


「マンが好きってだけだよ。この間の持久走大会、表彰されなかったけど12位だったんだよ。男女学年別であの成績ならOKっしょ」

「野球部だしね」


「な、なぜ故に泣く??いきなり‥」


「‥だって みんな好きなんでしょ?私、勝てないもん」


「そんなに好きなん?」


「よっしゃ!私たち仲間だよね?とんぼ君をゲットするのに協力だね!みんな」


「それ☆面白い!協力するよ~」


「私も~」


「林間学校中にまとまるかな?」


「じゃ、まず明日の飯盒炊飯の作戦ねろっか」


 ありがとね みんな…

 このまま…

 中学2年が続けば

 嬉しいのになぁ…


林間学校 初日 まだまだ眠るつもりもない5人であった。


そうそう、【とんぼ君】は野球部で部活終了後トンボをかけてるから【とんぼ】って呼ばれるようになったの…

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