めがね

「ねぇ、その後とんぼと進展あったの？」

「無い‥」

「ダメじゃん！自分からコクっちゃえば？」

「イヤｯ、とんぼ君たひちゃんのコト好きなんだもん」

「たひちゃんには言わないでよね、みっちょん」

「あ‥噂をすれば本人登場ってか」

「とんぼ君！メガネどうしたの!?」

「体育の時、壊しちゃった(笑)」

「授業、黒板見えるの？」

「あとでノート貸してよ」

「いよ～」

「じゃな☆よろしくぅ～」

「‥って『じゃな☆』だけ？」

「いつもこんなカンジなの」

「恋の『こ』の字も無いじゃんｯ」

「だめかなｧ‥ショックｩ」

「むずかしいよね‥男子の心って…私も人のこと言えないから…」

やっぱりダメなのかなぁ…

　とんぼ君…

　いつも見てるのに‥

　気付いてよ‥

　告白してくれない？

　そう都合良く

　行くわけ無いか…

そして､､､､､何事もなく卒業式を迎えてしまった。

　　　　　　　　完。

――って、それは無いでしょｯ★神様ｯ♪

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい