月あかり
第19話
「久々、楽しかったな♪」
「明日から また仕事に追われる日々だよ‥」
「誰か癒してくれるコ居ないかなぁ~」
「……」
とんぼ君、今 彼女いないの?
「話ってなんだよ?」
「ずーと黙ったまま?」
「バァカ」
「なんだよ!今日バカバカ言いすぎだろ!」
「じゃ、アホ」
「なにが言いたいんだよ」
「やっぱり言わないとダメなのかな…私から‥」
「ワカンネェ」
「ん~‥じゃね、メガネはずしてよ」
「イヤだ。なんで?」
「はずしてよ」
「なんで?僕にメリット無いじゃん」
「だってぇ見たいの…メガネかけてない武志君を」
「はずしたら何かしてくれんの?」
「いいよ。だからはずして」
「じゃ、ちょっと瞳閉じてて…」
「わかった…」
「キャッ☆」
「男の前で瞳閉じるってこういうことだよな♪」
「……」
「今の気持ちだからな…」
「……」
「返事は?」
「……」
「なぁ‥こんな時ってもう一度、瞳閉じてくれると嬉しいんだけどな…」
私は静かに瞳を閉じた…
月明かりに
照らされて‥
2人の
シルエットは‥
かさなっていた‥
僕、知ってたよ。織田が僕を好きだったってこと、でも当時は少しだけ たひちゃんが勝ってたんだよね、いつしか逆転してたけど…ね☆
完。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます