再会
第3話
○○高校学園祭 当日
良かったぁー。こっちの学園祭も
バイトも被らなくて助かったな。
ほっと一息した私とは反対に。
梨花の様子は、
少しばかりおかしかった。
「梨花〜?」
「○○!!私達にとは、
絶好のチャンスなんだよー!!」
「はぁー?」
「もうっ、分かってないな!
数々のスポンサーやライバルがいる中、
自分の推しを探して、
アピール出来るのよー!萌えてきわー!!」
「(なんだろう.....
いつもより多大なるオーラをまとってらっしゃる。化粧品もここぞと、
ばかりに変えてるなぁー。)」
そういや、梨花が好きになる
男性って聞いた事ないんだよなー。
彼氏いても、
あぁー、別れた。最悪。って、
愚痴愚痴言ってるから、
本人聞いても分からないらしいし。
案外、好き という概念は
私もだがイマイチ、ピンッと来ないんだなって共感する。
バスに揺られながら、
私達は○○高校学園祭にたどり着いた。
待っている先には、
驚くばかりだった。
自身の高校より敷地面積があり、
入口には薔薇のような装飾。
目を疑うばかりか、
周りはほとんどが女性ばかり。
え?ホ○ト?執○?みたいな
タキシードに身を包んだ男子学生が
周りを囲んで自身だろうか?
クラス内に誘導する姿がみえたり、
学園祭にある
やきそば、たこ焼き、がっつり系で
アピールしたり、得意な
技術や得意なことを活かして、
プレゼンしたりと.....
なんとなく、自分にもインパクトが
強いというか....
どうにも比べてしまうな。
梨花はと.....
梨花さん?り・か・さ・ん?
眼がいつもより、
キラキラしてらっしゃる(苦笑
しょうがなく、
今日は、梨花さんに揺られながら、
お目当ての推しを探すのだった。
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龍也side
「あれが、君の言っていた幼馴染みかい?」
『派手じゃない方な。
随分と見ないうちに変わったんだな。』
窓際で2人が見ているのもしらず、
観察していた。
「へぇー、じゃあ、その子達。
お誘いしようかな?」
『なに考えてんだよ?』
「なにって....
是が非でも手に入れたくても
手に入らなかった女子が、
今をときめく君の姿をみてどう思い、
君がどういう反応するのか、
気になるかなね。ね?有名イケメン様?」
『はぁ?それはてめぇだろうがっ!』
「あぁ〜、怖いコワイ。」
『うるせぇー、つうか、
てめぇが噂流したせいじゃねぇか!』
「俺のせいにするなよ?
俺はお前の手助けできたら最高さ。」
「それに...??」
『......??』
「会ってみたくなったんだ。
君が幼い頃から箱庭で育てきた姫様に。ねっ?」
じゃあ!誘いにいってくるよ〜
って、その本心を隠したまま
達久は行っちまった。
○○は覚えているだろうか.....
久しぶりに、
2人っきりで話せる場所
作らないとなっ.....
ファンクラブは黙らせねぇと.....
バレない内に、
親戚の和哉にアイツらにバレないように
ファンクラブを黙らせた。
アイツがどう思うかは、
あの頃から俺は変わってない。
ずっと探してたんだ。
もうっ、あの過ちはさせない。
お前は....
龍也side終
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