フィーバータイムを作り上げろ!

雨宮 徹

フィーバータイムを作り上げろ!

 先日、秋の読書キャンペーンがありました。読み専ではない方もグッズが欲しい方は読書に勤しんでいたかと思います。この期間、どう過ごしたかでカクヨムコンテストで有利になるか変わっているのです。




 当たり前ではありますが、読者が増える=作品が読まれやすいということです。この期間に近況ノートやXで「この作品は30話あるので、キャンペーン向きですよ」と宣伝したかで、大きく違います。ここで読み専が作者をフォローすれば、カクヨムコンテストで有利に働きます。




 ここで「フィーバータイム終わっているのでは?」という読者の声が聞こえてきそうです。はい、公式が主催のフィーバータイムは終わりました。去年と同じであれば。しかし、手間はかかりますが、フィーバータイムを自ら作ることも可能です。




①創作論を書く


 一番手っ取り早いです。創作論でトップ5に入ればいい意味で目立ちます。では、どういう創作論を書けば上位に入れるか。皆さんは創作論でどんなものを読みますか? 「いかに★を得るか」などが多いかと思います。これは万人受けしますから、ランキング上位に入りやすいです。しかし、この手の創作論は手垢がついています。それに、あくまでその人がうまくいった方法であって、実践してうまくいくかは別問題です。よく書店に並んでいる「株でもうかる方法」と一緒です。



 持論ではありますが、「ホラーの書き方」については見た覚えがありません。あくまで直近一年間の話ですが。このように需要があるのに供給がない創作論を書けば良いのでは? と思います。




②自主企画を主催する


 こちらですが「読みあい企画」や「SF小説募集」といった内容では意味がありません。自らコンテストを主催するのです。「お題は『秋』について」など、旬のものを扱いましょう。これは時間がかかるので、残念ながらカクヨムコンテスト10には間に合いません。しかし、長い目で見れば効果があります。



 創作論を書くとライバルに手の内を明かすことになります。ここでカクヨムのジャンル分けに注目します。「創作論・評論」です。つまり、評論を書くことで上位に入ることも可能です。コンテストを主催し、入賞作品の評論を書く。参加作品を読む時間も必要なので、効率は悪いです。しかし、何度も繰り返すと話は変わってきます。



 皆さんは単純接触効果をご存じかと思います。はじめは何とも思っていなくても、何度か見聞きするうちに良い印象を抱くというものです。つまり、何度かコンテストを主催することで、ユーザーの目に触れることを狙うのです。




 ここまで、自分でフィーバータイムを作る方法を紹介しました。どれもすぐに効果が表れることはありません。しかし、こうした地道な活動を続ければ、あなたを応援するユーザーが増えるはずです。



 今回はこの辺で。



追記

 創作論を書くことには、ランキング上位に入る以外にも効果があります。



 例えばミステリーの書き方についての創作論を書くとします。その際に、ウケた作品、ウケなかった作品の両方のURLを貼るのです。「この作品はこういう理由でウケた」と自己分析を書き、実績を付け加えます。「週間ランキング1位を獲得したので、お墨付きです」のように。そうすれば、効果は薄いかもしれませんが過去作を読む方も出てくるのでは? と思います。期待しすぎないほうがいいですが。

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