日常は儚くて脆くて尊くて

どこかの国のある街を歩く

ただそれだけと言えばそれだけなのに
映画のように次々と事件が起きて
けれど「物語の主人公」ではない主人公は
それらを回避するだけで、
関与するわけではなく。

だからこそ現実感があって
だからこそ描写が身に迫ってきます。

生きている「今」という時を考えさせられる
そんな一作です。