カクヨムが秘める無限の可能性

雨宮 徹

カクヨムが秘める無限の可能性

 皆さんがカクヨムを使う理由はなんでしょうか。様々な理由があるかと思います。カクヨムは素晴らしい機能が盛りだくさんです。でも、改善の余地があるかもしれません。素人ユーザーがカクヨムがよりよくなる可能性を探る、それがこの作品の主旨です。前置きはこのくらいにして、本題に入りましょう。



※これから先の話はあくまで持論です。また、実践したからといって、カクヨムがよりよくなるとは限りません。




 カクヨムを使い始めたユーザーがぶつかる最初の壁。それは何をすればいいか分からないこと。そして、まったく読まれないこと。



 何をすればいいか。これについては様々な創作論で語られています。私としては近況ノートで自己紹介をして、まずは存在を知ってもらうことが必要だと思います。カクヨムはユーザーが多いサイトです。その世界に新人作家が飛び込んでも、作家が増えたことすら他のユーザーは気づきません。



 私は近況ノートをよく見ます。いろんな内容があり、楽しいからです。作品を更新しました、だけではないからです。そんな中でたまに見かけるのが「自分の小説が読まれない」という悩みです。これは先ほど述べたように、存在が知られていないことも要因の一つです。しかし、それ以外にも原因はあります。



 小説が読まれない、という嘆きを近況ノートに書いている方のプロフィールを見ると、多くの場合がユーザーのフォローが少ないです。これはサイトの使い方が分からない場合もあれば、他の作家の作品を読まず、交流が少ないからという理由もありえます。



 そんな時、私はおせっかいなので「こうすれば良いのでは?」と書きたくなります。「アドバイスが欲しい」と明確に書かれている場合は、もちろんアドバイスします。持論ですが。しかし、記述がない場合、相手が不愉快な思いをしないように、そっと見守ることにしています。



 このように、新人ユーザーが何をしていいか分からず、読まれないがためにカクヨムを辞めてしまうケースも多々あるかと思います。これはカクヨム運営にとって損失だと考えます。そこで、掲示板機能を作ることを提言します。



 では、どんな掲示板を作るか。それは、アドバイスを送り合うものです。新人作家がアドバイスを求め、先輩がアドバイスをする。これなら、お互いが不愉快な思いをせずにすみます。また、掲示板機能にすることで、様々な意見を聞くことができます。1人のアドバイスだけでは、それが絶対正しいと思い込み、失敗する可能性があるからです。ちなみに、この考えはエブリスタの機能をもとに発案しました。まあ、エブリスタの場合は自分の小説を宣伝するものになっていますが。



 少し話が脱線しました。新人作家が掲示板で相談すれば、先輩が読み「ここを改善すればどうか」とアドバイスができます。カクヨムには「アドバイスをしてはいけない」という暗黙のルールがあります。つまり、新人作家が嘆いても、具体的にどうすればいいか解決策を教えてもらえないのです。





 次の提案としては「誤字報告機能の追加」です。先日、他のユーザーが応援コメントで誤字を指摘し、問題になりました。確かに、応援コメントはあくまでも応援するのが目的ですから、誤字指摘をするのは違う気がします。「続きの展開が気になる」などを書く場所だからです。



 小説家になろうとエブリスタには、誤字指摘機能があります。ここから発想を得ました。機能として誤字指摘が可能であれば、上述のような問題は発生しません。もちろん、誤字指摘機能のオンオフが必要です。





 最後の提言は「ジャンルの線引きの細分化」です。カクヨムのジャンルは公式が下記のように説明しています。

https://kakuyomu.jp/help/entry/genre



 現在、VRMMOはSFジャンルでの投稿が多いです。それにより、古典的なSF作品が埋もれているのが実情です。決して、VRMMOを否定しているわけではありせん。これは断言しておきます。また、歴史ジャンルも転生して知識で改変するものが多いです。これにより、SFと同じで史実をオリジナル解釈する作品が埋もれています。作品が埋もれるなら書くのをやめる、そういったケースもあるかと思います。これはカクヨムにとって、もったいないと思います。



 ジャンルの線引きの細分化、つまりVRMMOジャンルという独立したものを作るとします。そうすると、古典的なSF作品が増えるはずです。また、ジャンルを細分化することで、ランキングで上位を取りやすくなります。ランキング上位を取ると、モチベーションが上がると考えます。そうすれば、新人ユーザーが離れることはなくなるのではないでしょうか。



 ここまで、三つの提言をしました。「掲示板機能を作る」「誤字指摘機能の追加」「ジャンルの細分化」です。これらを実践してカクヨムがよくなるかは別です。ひとまず、運営に考えてもらうべく本作品を書きました。



 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。



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カクヨムが秘める無限の可能性 雨宮 徹 @AmemiyaTooru1993

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