情報過多な現代において、一体自分に何が必要で何が不必要かを考えることは少ない。自分は何が見たいのでしょうか。自分は何を知りたいのでしょうか。自分は何を表現したいのでしょうか。場面の切り取り方、それに相応しい言葉の選択。読んでいて、こちらも爽やかな気分になります。そしてまもなく、その作者に対する妬ましい気持ちが湧き上がってきます。才能!才能かっ!その一言で済ますのは失礼。努力?ちょっとニュアンスが違う気がする。きっと楽しんでいるからでしょう。読んで清々しくなるのも、読んで悶え苦しむのも許してくれるぬりや作品です。
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