第9話 エル・ディアブロ
105pvってすごいよね~ 誠に感謝いたします。
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「
俺が横たわっていたベンチの目の前に3人の男がいた。20代ぐらいの人だろうか。背丈が高い不良どもだ。顔以外のところに頭蓋骨のタトゥーが彫られているからだ。首には金色のネックレス。
「
こんな野郎どもにお金を盗られたくない。
「
とりあえず嘘をついた。最善の策とは言えない。
「
不良はグロッグ17拳銃を見せつけ脅迫をしてきた。
「
ズボンの右ポケットに手を突っ込み財布を取り出そうとした瞬間―—
「
太い声の男が接近してくるのが分かった。
「
不良が怒声を上げ、さっきの拳銃をちらつかせる。太い声の男が両手を少し上げて、ゆっくりと歩いてきた。
「No tie
ゆっくりと落ち着いた口調で不良に優しく言った。
「
銃口を太い声の男の前に向ける。本気で撃つ気なのか!
不良と彼の距離は約2mぐらいだ。緊張が漂う。
「N
男は達人の如く素早く拳銃を不良から奪い取り、立場が逆転した。
「Hay
3人の不良たちは突然のことに驚いて、腰が抜けそうになった。
「¡H
涙と情けない声を上げながら、細い足をこけながら遠いところへ走った。
「
どこか落ち着くような声が耳に入った。
「
一瞬の安堵が訪れた。
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