モノマネはホンモノの対極としてではなく、その一部として存在している。

僕のやるべき事は1つしかなかった。
あらゆる自主企画を深刻に考えすぎないようにすること。
あらゆる自主企画の参加者と自分の間にしかるべき距離を置くこと。

モノマネはホンモノの対極としてではなく、その一部として存在している。

真剣になる事は、必ずしもホンモノに近づくことと同義ではないと、僕はうすうす感じ取っていた。
しかしどう考えてみたところで、模倣度合は深刻な事実だった。
僕はそんな息苦しい背反性の中で限りのない堂々巡りを続けていた。
モノマネ大会の真っ只中で、何もかもがハルキへの愛を中心にして回転しているのだ。

※訳:遊び心でモノマネをするのは、村上春樹への愛ゆえである。参加当初は、似ている、似ていないを気にしていたが、みんなの作品を見ていると素直に楽しい気持ちになれた。自分らしいハルキ愛の表現の場として、楽しんでほしいと思う。(主催者バリの主張)