LIFE 史上最悪のギャンブル

勇者(と呼ばれなかった男)鱚加掛 イグル

第1話 謎

「はー、今日も疲れたなー」

なんか眠くなってきた

そして起きたら謎の体育館にいた

「今から皆さんにはゲームをしてもらいます。」

わけもわからぬままその声は言った

機械質で脳に焼き付くようなその声

「第一ゲームは認対象物(Smash game)です。」

―すまっしゅげーむ どんなゲームなんだ、、、知能を張り巡らせた―

「ルールを説明します。」

機械質な声は、淡々と言った。

ルールは簡単です。まず紙に好きなものを書いてもらって、誰かが書いたそのものを、三十の質問で答えるというゲームです。ですが質問の内容は、「〇」「△」「✕」で答えられる質問をしてください。ただし答えが三つの中から答えられない場合のみ「?」を使いますが、?を三回以上出してしまうと失格です。皆さんには、一億円を支給します。

「えー」「おいなんでだよ!」「お母さん助けて」

「静粛に!!!!!!!!!!!」

その瞬間パニックは収まった

失敗すると一億円返してもらいます。ですが成功すると二億円をお渡しします

「では紙を配ります。好きなものの名前を書いてください。」

そこで私は我に返った。

何を書けばいいのだろう。不安が募る。

まー、ざっと七十人以上いそうだし簡単なものにしよう!

みんなが確実に知ってるもの…あそうだ!紙に書いたのは

認対象物


紙を回収され、体育館の舞台には大きな時計で24:00と書いてある

「制限時間は24時間です。皆さんに番号を書いた紙を渡すのでその番号のところに行って質問してくださいね。名前の順番で番号を付けました」

わたしは、若草花菜だから最後の方か

そしてわたしは、紙をもらった。

そこには100と書かれていた。

百番なのか。嬉しいのか悲しいのかがわからない自分がいた

「では、大変お待たせしましたそれではスタートです」

質問はどうしたらいいだろう

そんな不安が迫ってくる

だけど当てれば大丈夫

自分に言い聞かせて答えを考える

十まではいけるしまだ挽回できるし頑張ろうと十個目まで質問しよう。

そして一つ目の質問をしに行った。

「それは物体として存在しますか?」〇

「それは身近ですか?」△

「それはいつ使いますか?」?残り二回

「それは一年に一回以上はほぼ全員の人が目にしますか?」〇

「週に一度見ますか?」△

「それはあなたは漢字で表記できますか?」✕

「そのものが有名な観光地はありますか?」✕

「持ち運べるサイズですか?」〇

「料理ですか?」✕

「数学の問題で出てきますか?」✕

十個の質問を終えて一向に答えが導けない

何かわからない

狂ったように投げ出したい

訳も分からず気づけば残りは一時間を切った

「おい!おきろ!もうすぐ時間終わるぞ!百番!」

「だれ?」

「俺は、相良 友だ。お前こたえこのゲームの名前にしただろう。お前の紙を俺が引き当てたんだ。」

「え…」

「難しかったじゃないか!」

「あ…ごめんなさい」

「まあ手伝ってやる。お前あと質問の回数何回だ?」

「後二十回」

「微妙だな。まあ何とかしてやる。このゲームは穴があるのを知ってるか?」

私は知らないと答えた。

「このゲームは〇△✕で答えられればなんでもいい。つまり『文字数は何文字ですか?偶数なら〇

素数なら△十文字以下だったら✕』にしたら複数個答えを持ってきてくれたぞ」

「なるほど。その質問をしてきますね。」

「文字数は何文字ですか?定義は拗音も一文字とかぞえ、喋った時に何文字になるかです。偶数なら〇素数なら△十以下は✕」✕

「十文字以下で素数じゃなくて偶数でもない数字らしいです」

「一か九文字だけど多分九文字だな

十以下ということは、一から十並べると

 1  2  3  4  5  6  7  8   9 10

   偶数     偶数    偶数    偶数    偶数

   素数  素数   素数    素数

だからあてはまらないのは、一か九だけだ。

九という前提で話を進めていこう。

次は文字を絞る。

『この文字はありますか?ア行があるなら〇カ行があるなら△サ行があるなら✕』を繰り返していけ」

「この文字ありますか?「っ」と「つ」は別のものとしてください。ア行があるなら〇カ行があるなら△サ行があるなら✕」△




「〃タ行は」







(あと十三回)

というのである文字は

カ行、ラ行、ザ行、バ行、っ、拗音のヤ行、長音(ー)

この中で二つかぶってるからそれをさがそうといってきた

「この中でどれがかぶっていますか?カ行なら〇ラ行なら△ザ行なら✕」〇

「この中でどれがかぶっていますか?バ行なら〇っなら△ーなら✕」✕

これで文字が

カ行 カ行 ラ行 ザ行 バ行 っ 拗音のヤ行 ー ー

だ。あと十一回だ。

「つぎは、カ行は何の段か聞いてこい」と言ってきた。

「カ行二つは、何の段ですか?ア段なら〇イ段なら△ウ段なら✕」✕✕

「ラ行は、何の段ですか?ア段なら〇イ段なら△ウ段なら✕」

「ザ行は、何の段ですか?ア段なら〇イ段なら△ウ段なら✕」△

「バ行は、何の段ですか?ア段なら〇イ段なら△ウ段なら✕」〇

「拗音は、何の段ですか?ア段なら〇ウ段なら△オ段なら✕」〇

(残り五回)

ここから相良さんは、

「これで当てはまる文字は、

ク ク レかロ ジ バ ッ ャ ー ー

になるだろ。ここからは、アナグラムだよ」

あと時間は十分。

とてもじゃないけど時間がない。

どうしよう

「お前まだ答え分かってないのか?俺はもうわかったぞ」

「え…」

「おしえてほしいか?」

「はい」

「じゃあ条件がある。

一つ目 仲間になってくれ。

二つ目 作戦に従え」

「分かりましたじゃあ早く教えてください」

答えは、バック・クロージャ―

正解だ

「私賞金あなたに全額渡します」

「いや悪いよ君のために使って」

「え…」

「まあ次も頑張ろうよ」

そしたら説明のアナウンスが鳴った

「勝った皆さんお疲れさまでした。合計三十六人だったらしいです。ですが、借金を負う六十四人の皆さんが不憫ではありませんか?ということで敗者復活戦をしようと思います。」

「その名は、徴収遊戯(Get game)」

そのゲームが終わった後勝ち残ったのは、四十六人

悲しむ人、泣きじゃくる人いろいろな人がありました。

そして相良さんは燃えていました。

このゲームを仕掛けた人を見に行くために。

そしてインターバルが入ったがみんな挙動不審で溜息であふれていた。

はあ               はあ    

    はあ  はあ     はあ

相良さんは行こうと言ってこっち誘った

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