選択肢総当たりの人生ってどんな苦行!?

定期考査で80点未満の足切りに引っかかれば、高校生活即終了。普通なら考えられないような進学校に入学した主人公 神楽啓介は、入学後の最初の定期考査で、足切り以上にあり得ない「悪しき理」に遭う。
正解の見えない選択を迫られ続ける中、わずかな光明を見いだした矢先、さらなる理不尽が畳み掛けてくる。

選択肢の提示は丁寧に、でもだらけぬよう展開はスピーディーに。
一つ一つの謎かけが、この先どこに繋がっていくのか、そんな期待をさせて、どんどん読まされていく、そんな作品で素敵です。
異能なのか、素の能力なのか、謎めいた登場人物も多く、それが更に物語を魅力的にしている感じがします。

暗闇の中から正解の道筋を見つけ出す為に苦悩し、努力する、そんなお話が好きな方はぜひお読みください。