加害者と被害者、加害者は被害者に、憎悪は興味に、興味は恋に

いじめられていた主人公と、いじめていたヒロインの話です。
ヒロイン側がいじめられる側になった時、主人公が選んだ道が分岐点だったと思います。
そこから始まる物語は、二人の絡みから始まり、ヒロインは反省と後悔で前に進み、主人公は多少のトラウマを抱えつつ、一人だったからこそ培った独特の感性で前に進んでいく。

決して交わらないような二人ですが、他人とズレているという曖昧な共通点が、二人を交わらせたのだと思います。

初めは胸糞系かとおもいましたが、読み進めるにつれてだんだんとリアルとも呼べる恋愛と青春の物語に引き込まれました。

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