第8話 彼女はチアリーダー
全校生徒が校庭に大移動。
体育祭が始まった。
吹奏楽部の演奏が響いて、ユニフォーム姿の彼女が最前列でバク転する。
さっきまで泣いてたのに、もう笑顔で元気。
陽光に反射する白いチアのユニと生足が眩しい。
軽快なリズムに乗って、華麗に舞う。
ポンポンが跳ねて、髪が風に揺れる。
俺は彼女ばかりを見ていた。
『私だけを見てて』なんて言うから。
だから気付いたんだ。
彼女だけが、他とちょっと違う動きを挟むのを。
体形移動する一瞬の隙に見せる動きは、俺へのメッセージだ。
L
O
V
E
ラブ……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます