第6話 3秒ルール
暦の上では秋とはいえ、街を歩く女の子の露出度はまだまだ高い。
ノースリーブで谷間全開の女の子とすれ違った。
「2・1秒」
隣を歩く彼女が独り言のように、そう呟いた。
次は真っ白いワンピースの女の子。
陽光で下着が透けている。
「2・8秒」
「ねぇ、さっきから何? それ」
「君が他の女の子を見てた時間。3秒以上経過したら浮気なのです!」
見てるだけは浮気とは言わんのですよー。
理不尽だが、これが俺と彼女の3秒ルールとなった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます