第5話 メッセージ
退屈な授業。
校庭では彼女のクラスが体育の授業中。
軽快な音楽に乗り、体育祭でのダンス練習に励んでいる。
僕はそっと教科書に隠れて、彼女の姿を探す。
すぐに僕に気付いた彼女は、音楽に合わせて一人違う動きをし始めた。
左手をぴんと横に、右手を天に向けて『L』の字を作った。
次は両手で大きく丸を作って『O』
両手を上に上げて『V』
エビみたいに体を曲げて『E』? かな?
L・O・V・E。
ラブ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます