現代の精神科医に、読み書かせたい、心理療法の話ですね。

現代の精神医学界に、読んで聞かせたい話ですね。

現実問題、血液検査・レントゲン・CT・MRI等、何も無くて、医師の主観にのみよる診察。

これは、現代医学では、邪道です。医者が病気だと言えば、病気になるですから……。

何故と言うに、この小説では、一応、催眠療法に名を借りて、超能力での治癒をメインとして書かれています。

しかし、現代、医療保険制度では、心理療法では儲からないからです。

この最大の矛盾点を、実に、上手く描いていますね。