パリに帰る
「おはよー!あやなっちー!」
「あ、おはよー!はなっちー!」
「あれ?ここは?」
「うちの部屋だよー」
「はなっちの部屋なのー?」
「そうよー」
「なんで?なんで、はなっちの部屋にいるのー?」
「なんでって...西表島からパリに戻って、うちの部屋に着いたとたんに、あやなっち、1秒で寝ちゃったじゃないのよーっ」
「あ、そうだっけ?」
「そうよー!あやなっち、ほんとに、すぐ寝ちゃうんだからっ」
「だって、ずっと、ふたりで夏休みの間中、沖縄にいて、うちも、きっと、パリのはなっちの部屋に着いたとたん、1秒で寝ちゃったんだと思うわー」
「そうよねー!ふたりで、ずっと、いっしょに沖縄で過ごしてたからねー」
「でも、はなっちといっしょに夏休みを沖縄で過ごせて、ほんと、よかったよ~」
「うちも~!あやなっちを沖縄の親戚の人たちに紹介できて、よかったわよ~!みんな、あやなっちに会えて、めっちゃ喜んでたよー」
「沖縄、あったかくて、いいとこだったねー」
「そーでしょー」
「はなっち、まさか、沖縄生まれだったなんて、ほんと、びっくり!」
「そう?」
「そうだよ~!沖縄は、うちの生まれ育ったヨーロッパとは、また、ぜんぜん違うとこだったしー」
「そうよねー」
「はなっちの行ってた、沖縄の小学校にまで、うちも行けたんだからねー」
「そうよ~!小学校のみんなも、めっちゃ喜んでたわよー」
「夜空の星も、めっちゃきれいだったしー」
「そうよねー」
「いつか、はなっちと宇宙旅行にでも、行きたい気分だったよねー」
「ほんと、そうよねー」
「とぷぎ小学校だっけ?はなっちの行ってた小学校」
「そうねー」
「スタンプくんって何だっけ?」
「うちのあだ名よ~」
「あ、そっか」
「また、いっしょに行きたいねーっ!あやなっちと!」
「そうだね~」
「行けるといいなーっ」
「また、そのうち、行けるよー」
「そうよね~」
☆☆☆おわり☆☆☆
読んでくれて、ありがと~
うちは転校生~うちのこと女子だと思ってほしい~ロンドンからパリの小学校に!~きみとの女子的でフランス的そして宇宙的な癒しのひととき ヤッキムン @yakkimn
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