男だと勘違いされて男子魔法師学園に入学してしまった私、どうやら才能があったみたいなので最強を目指してもいいですか？

――とある田舎町に住む幼い少女、レヴィア・グラステル。彼女は魔法師として名を馳せていた母の体質を受け継いで、魔法技術に長けていた。七歳になったレヴィアは、学校に行くか否かの決断を迫られるが、彼女は学校に行くよりも魔法に触れていたかった。そんなとき、レヴィアが知ったのは王都にある〈王立魔法師学園〉なる場所だった。
『レヴィア、魔法師学園ってところに行ってみないか？』
『なにそれ、お父さん？』
『王都にあるでっかい学校で、魔法の勉強を好きなだけできるらしいぞ！』
『魔法っ！？　ほんと？』
『ああ、みんなですごい魔法師を目指すところだからな。きっとレヴィアも楽しめるさ！』
難関と呼ばれる試験を突破して入学した〈王立魔法師学園〉初等部。これからの生活に心躍らせていたのだが――
『ようこそ、我らが王立…続きを読む