【供養場】お前を追放する。『能力が低い』とか『足手まとい』とか関係ない…!【設定】

めいちぇる・エムロード

世界観設定

【魔力】

世界中に漂っているエネルギー。専用の器具を使わなければ目には見えない。

全ての生物は多かれ少なかれ魔力をまとっている。濃度の濃い場所もあれば薄い場所もある。魔力を浴び続けることで生物に色々な影響が出る。魔力のおかげでこの世界の住人は身体能力が高い。ジャンプで10mくらい飛び上がったりできる。


【魔獣】

動物が魔力を浴びる中で、高濃度の魔力に適応する為の進化をしたもの。

魔力を処理する為の器官として体内に魔石が生成される。魔石が魔力を処理するためのエネルギーとして肉体を分解する為、生殖機能をはじめ幾つかの機能を失い、失った肉体を補填するべく他の生物を捕食する。


どんな傷を負っても回復し、魔石を失うまで活動し続ける。


【魔石】

魔獣の体内、心臓と背骨の間に生成される器官。取り出された後も魔獣が取り込んだ魔力を放出し続ける。魔獣から取り出した魔石を生物に埋め込めば、埋め込まれた生物は例外なく魔獣になる危険物質。

冒険者によって魔獣から摘出され、冒険者ギルドを経て研究機関に送られている。


【冒険者ギルド】

どこの誰であっても受け入れる国家間の連名で結成された公的機関。元犯罪者でも問題なく受け入れ、浮浪者やならず者を管理する社会保障の一端を担う超巨大組織。

冒険者の身元を保証するが、ギルド規約に違反した冒険者は徹底的に追いつめその罪を清算させる。


 冒険者を使った各種実験を行う窓口にもなっている。実験結果はギルドで事あるごとに提示を求められるカードから冒険者のデータが吸い上げられ、研究機関に送られている。

 ポーションを冒険者に支給しているのもそれらの実験の一つ。


【錬金術協会】

 科学者が集まった研究機関。魔石を加工し、利用する研究を進めている。冒険者カードなどの魔道具やポーションも錬金術協会の発明品。魔石を家畜の改良に利用する研究などもしている。


【魔術師連盟】

 魔術師が所属する互助会。通常の魔術師は連盟に所属している魔術師に弟子入りして魔術師になる。魔法触媒の研究・製造・販売までを担っている。


【神教会】

 名もなき唯一神を信仰する宗教組織。冒険者になれない年齢の子供を養育する孤児院や、外科手術を伴う治療を行う施術院も運営している。


【冒険者】

 過去の一切を不問にする代わりに冒険者ギルドに自由を捧げた身元不明の者たち。魔獣の討伐の他、街の外で持ち主不在になった冒険者カードの回収や薬草採取の護衛などが主な仕事。仕事はクエストという形でギルドから発行される。


 魔力の濃い場所で活動することが多いため、魔力の影響で魔獣化していく。体内に魔石が生成され、完全に魔獣化した冒険者は『特別な冒険者』によって魔獣(人型)として討伐される。


【魔獣(人)】

 魔力に晒され続け、心臓と背骨の間に魔石が生成された人間。意識が残っている者もいるが、治療方法はない。


 魔石の生成には兆候があり、魔力を浴びると背中に反応が出る。



【ポーション】

 魔獣の持つ回復力を再現すべく、魔石を研究・原料として開発された粘度の高い液体。傷口にかければ瞬時に塞がるが、その後2日ほど体調を崩す。


 原料に魔石を使っているため、傷口から体内に入ることで魔獣化を促進させる。魔獣化までの限界量や、その過程を冒険者を検体にして実験している段階。


【朝鳴き鳥】

 家畜のニワトリ。日が昇り始めるころに鳴き始める。冒険者や貧民街では時計が無い為、夕鳴き鳥とあわせて時間をはかる基準になっている。


 毎朝たまごを産み、夕鳴き鳥に比べて脂っぽい。


【夕鳴き鳥】

 家畜のニワトリ。日暮れと共に活動し始める夜行性。朝鳴き鳥に比べて黒い。

 朝鳴き鳥とあわせて時間をはかる基準になっている。


 脂肪が少なく筋肉質な為、焼き物にするとカチカチになりがち。卵はあまり産まない。


 冒険者が肉といえば大抵は鶏肉。魚は川魚だが魔力の影響で危険な寄生虫がいない為、生でも食べられる。



【奴隷】

 存在しない。

 人的資源が貴重なうえ、冒険者ギルドという受け皿があるため所謂『犯罪奴隷』や『借金奴隷』も存在しない。

 魔獣の脅威があり、国家間で戦争している場合じゃないので『戦争奴隷』もいない。


 冒険者という無尽蔵に増える労働力が存在する為、奴隷が存在するとすればほぼ全て『性奴隷』。目的が目的なので見目麗しい者が殆どで、奴隷になる経緯は親が売るか誘拐されるかのどちらかしかない。


 当然、法で禁止されている。売った側も買った側も極刑。


 違法性のない本人も法で守られた「派遣社員」のようなモノ、社会悪と割り切って仕方なく買う、別に見た目で選んだわけじゃなく偶々、そういう目的じゃなくあくまで戦闘用として、などと言いながら買う人間が偶にいる。


 買う人間は黒髪で黒い服を着た男が多く、可能な限り低年齢の美少女を買い、『本人を守るため』と言い張り自分が買った少女に首輪を付け、一刻も早く性行為に及ぶべく宿を目指し、『』と言いながら行為に及ぶという特徴的な行動をとる。



【奴隷紋】

 そんなものはない。あれば冒険者ギルドが使う。

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