潮彩のトルマリン

「わぁ…広い」


 地下に広がっていたのは、パソコンの数々に搬入されたトラック、そして何本にもなる電線の束が壁に張り付いた空間だった。

 その中央に、小舟のようなものが鎮座している。


「はこぶね?」

「試製磁気式SSTO(単段式宇宙往還機)加速装置、通称“クーフーリン”。月を目指して地球からリニアの力で宇宙を目指していたマスドライバーだね。そして“スカサハ”という月面基地も作る予定だった」

「えと、つまり…?」

「心配なんだろう。こいで、囚われの嬢ちゃんを助けにいけるってことばい。」


 しかし、欠点がある。

 “クーフーリン”で射出されるSSTOの“ゲイボルク”は、特殊な訓練を受けてないと乗ってるだけで気を失う代物。動かせたとしても、いって帰って来れるかわからない。


「それに乗る覚悟はあるのか…?」

「あります、覚悟ならここに。メィヴを助けます、絶対に」


 ならばと、耐圧服と弓張警固の装備一式を潤三郎はミナトに差し出した。


………


「メインシステム起動。キャリブレーション取りつつ、ゼロモーメントポイント及びCDCを再設定…全システムオンライン、超磁力加速機射出電圧正常、誘導システム異常なし。進路クリア、ゲイボルグ、ぶっ飛べ!!」


「松浦ミナト、ゲイボルグ!行きます!!」


 一瞬、意識を持っていかれた。地下数キロから空へと一瞬で飛び立つ。コンマ秒程度も経っていない、佐世保の街が下に見えた。


「ミナト君、大丈夫か?」

「はい、それでロナクレアは何処?」

「1周目でのエンゲージは困難だろう、速度が速すぎるし失速すれば舟は堕ちる。敵はより広範囲のマントルを沸かすつもりだろう、地球を一周し2周目で確実に着艦させろ!」


 眼窩には噴火した雲仙普賢岳、噴煙は既に突破していた。すると1時の方角、巨大な浮遊物体を確認した。


「あれが…」

「ロナクレアの全貌…表面を少し攻撃してみてほしい。」

「そんな、武器なんて…」

「対デブリ用のレーザーガンがある、やってみせい!」


 左の操縦桿がレーザーの射撃装置になっていた。そして「ピピ」と音がすると、射角に目標を捉えたことになる。


「撃てぇ!」


 静止軌道や低軌道に散乱するデブリを片付けて進路を啓開するための一撃、弱いはずが無い。古代兵器の城郭部分に直撃すると、小規模ではあるが爆発が起きた。


「何だこのノイズは?」

「ミナト…!」


「そうか、松浦ミナト…貴様が何をしたのか思い知らせてやろう、私が完璧に整えたベットを土足で踏み躙った貴様に!!」


 古代兵器から雷がゲイボルグへ向け投射される。更に追撃と言わんばかりの多数の浮遊砲塔がミナトを狙う。


「ミナト、浮遊砲塔は此方が片付ける。」

「潤三郎さん!」

「300秒後、再び会おう」


 通信が途絶える。ゲイボルグは既に空の彼方へと飛んで行った。確認した潤三郎は、政一へと連絡を取った。


「政一、あれは残してはいけない代物だ。頼む」

「浮遊砲塔を片付けるだけでいいんですな?」

「いや、なるべく外殻も削ってほしい。」


 通信障害から復旧し、ロナクレアが目覚めてからの数十分。間諜からの報告を元に古代兵器の構造を想定する。

 潤三郎は小学校の先生だったが、意外と建築に詳しかった。ドイツなどに残る高射砲塔に近いものだと考え、外殻さえ破壊できればミナトが突入する隙を作れるだろうと考えた。


「CEOからの対応指示を受信、あの浮遊要塞を叩く」

「船長。叩くったって、浮遊要塞の周りに小型の要塞が…」

「知っている、大御所様を信じろ」

「撃ちぃ方ぁ始め!」


 潤三郎から送られた推定図面を元に、対艦ミサイルとリニア砲による砲撃が行われる。


「弓重の特殊炸薬弾だ!受け取れ!」


 単体で要塞と見紛う浮遊砲塔へ波状攻撃が撃ち込まれる。敵はレーザー砲とカドミニウム弾を投射してるように見え、国防軍艦よりも重武装な警固船でさえもカドミニウムの毒牙にやられれば一撃でひしゃげてしまう。


「警固船4隻大破!本艦にも来ます!」

「くそぉ!」

「待て、カドミニウム弾を撃つ前に砲塔の横スリットが点灯する。レーザーガンで撃ち落とすんだ」


 カドミニウム弾頭を撃つ前に砲弾の錬成が行われているようで、放熱の光がスリットから伺えた。


「このまま爆散させろ!」


 対処療法的な戦闘しかできなかった。だがそれでも無人の警固船団は100個以上の浮遊要塞を各個撃破してゆく。


「この下等種族どもが…目標は弓張潤三郎、奴を撃て」

「あの高速滑空した化け物の射出点を割り出せました。」

「君たち“美しい存在”が居てこそこの終局の地球を破壊する。弓張潤三郎、お前の死はその第一歩だ」


 超高圧の電撃が投射される。

 飛行艇多数が吹き飛ばされ、佐世保へと向かってゆく。


「盾を作れ、市民を守るんだ!」


 大型無人船8隻が浮遊、奔流を受け止める花のように重なり防御を固める。


「その程度で」

「受け止められるさ」


 雷の奔流が盾に直撃する。4隻が叩き割られ、5隻目で攻撃を受け止める。弾く電撃が海中に直撃し、海で小規模な爆発が幾度も発生する。


「愚か者め、第二射急げ」

「弓張重工の電磁技術を無礼るなよ」


 完全に弓張側のペースにコバヤシは乗っていた。人を撃つ、人外未知の頂上兵器を現在の人間の感覚で使ってしまっている。

 潤三郎の脳天を撃ち抜く事に固執してしまっていた。


「(ミナトも…潤三郎さんも、みんな戦っているんだ。私だって…!!)」


 浮遊砲塔残存20基の内4基がカドニウム弾頭を要塞に向け投射、外殻部分を完全に破壊する。


「艦長、敵浮遊要塞が自傷を」

「すぐに大御所様に繋げ、損傷箇所もだ!」


 データをクーフーリンにて受け取る潤三郎。同時に地球を一周した“ゲイボルグ”との通信を繋ぐ。


「一度しかチャンスはない、突入コースを取る。軸線上にロナクレアが見えたら対小惑星機首陽電子砲を撃つんだ」

「陽電子砲…?」


 自分の姉が見ていた深海魚の様な緑の船を撃ち抜き、水晶のようなエイリアンを仕留め、宇宙へ上がる時に叩き込む超兵器。

 そんなものがこの機体にあるとするなら、ロナクレアを軽く壊してしまうのではないかと思案した。


「一撃だけ、ポイントは下部楔状の構造物。あれが地殻をおかしくする兵器の根源」

「わかりました」


 ミナトはあくまで冷静だった。メィヴを取り戻すために、親友を助けるために、心に炎を燃やし冷静にハンドルを握る。

 足で姿勢制御を行いながら、右手で上下への方向転換、左手で対デブリビームガンを動かす。

 陽電子砲のエネルギーが蓄えられ、レーザーガンも発射準備完了していた。


 それはロナクレア…コバヤシだって同じだ。雷の奔流も、佐世保直下を震源とする大地震も展開する準備を終わらせていた。


「二撃目は貴様の地下からだ、潤三郎…浄化してやる、新たな時代の礎となるがいい!」


「クナイが光りました!潤三郎さん!」

「古代兵器を撃て、松浦ミナトよ!!」


 機首陽電子砲が投射される。

 その大火力は古代兵器の牙を一撃で削ぎ落とし、地震を誘発させれる程のエネルギーを瞬時に解放させる。

 必然的に古代兵器ロナクレアの3割が崩壊してゆく。外殻も破壊され、中枢へ続く破孔が広がっていた。


「ミナト!バックブラスト掛けろ!」

「減速、パラシュート展開。ロナクレアへ突入します!」


 ゲイボルグがロナクレアへと刺さる。

 浮遊砲台の格納庫を突っ切り、玉座の間“メイヴ”の中へ雪崩れ込む。


「弓張の手か…」

「ミナト!」

「メィヴ…そこにいるのか!?」


 ハッチを開くが、銃撃を受ける。


「ここまで我が君を救いに来るとは泣けるではないですか。だが無意味、全て無意味…不憫だぁ」

「何を!?」


 玉座とクーフーリンの間にコバヤシが立つ。機首陽電子砲ではコバヤシを倒せるが、同時にメィヴも消してしまう。

 せいぜい、レーザーガンによる脅しが限界だった。


「これ以上、デミウルゴスの悪夢を続けるのですか?」

「知らない!メィヴの肉体は姉さんたちに引き渡した、勝負だ小林欣五郎!!」


 弓張警固の防弾シールドと鉄パイプを手に、コバヤシを睨み付ける。


「その程度の装備で、素人が私に勝負を仕掛けるか…楽しいダンスとしましょう」


 軽機関銃を両手で操り、ミナトはシールドで防ぐのが精一杯だ。だがシールドは鉄板でありその中で何をやっているのかコバヤシには見えなかった。


「どこへ行くというのですか?ご友人」

「お前と友人になったつもりはない!」


 フラッシュグレネードを投げる。それを空中でコバヤシが撃ち落とす。だがそれが罠だった。


「目が…!?」


 刹那、全速力でミナトが走り玉座からメィヴの結晶を取り戻した。


「どうだ?僕からの“サプライズ”は」

「ミナト!!」

「接客業らしいですね、素敵だぁ…クランも喜んでいます」

「ずっと思ってた、この人…様子がおかしい。静かにしてあげて」


 目をさすっていたが、その目はまだ諦観の色を見せていなかった。


「残念です…サプライズはもう一つあったのに」

「…!?」

「これから全世界でマントルから溶岩が溢れ出るビッグイベントが起きるのです…素敵だぁ」

「何故、何故そがん虐殺をする!?」

「これから生まれる数千億の生き物が苦しまないために、今ここで数百億の生き物を殺すのです。不憫だぁ…」


 ミナトは怒りの余り、パイプを脳天へと振り下ろした。


「メィヴ、タイムリミットは?」

「後180秒」

「3分しか無い、何か…何か手は」

「ここのコアと再接続した状態で、あの石板をもう一度動かす。

「でもそしたらメィヴが…」

「そのために生まれた、だから…」

「生きることを諦めるな!今出来ることを精一杯やってこそって、母ちゃんも…」


 母から頂き、ずっと見つめていた奈留島の水晶が目に入る。双晶と呼ばれるもので、中のインクルージョンさえも輝いてみえた。


「これを…填めれるか?」


 偶然か、家宝ともされる水晶がはまる。だが、石板の動かし方をミナトはよく知らなかった。


「コイツを生かしておけば分かったのかな」

「いや、今から言うことを…いや、ダメ。同じ人が言わないと、効果は出ない」

「じゃあ追加で命令を飛ばしたい、どうすればいい?」

「たとえば?」

「エネルギーをクナイに集める!」

「分かった」


 メィヴ水晶から何か呪文のが聞こえる。各地で地震が起きていることを、端末の警報音が伝える。


「それからどうするの?」


 ミナトはクーフーリンに飛び乗りハッチを閉め、機関を再始動させる。リミットまで残り60秒。


「陽電子砲で玉座の後ろを打つ。山野蓮で見せてもらった、再沸騰ボイラーに似てるから!」


 機首陽電子砲にエネルギーが装填される。同時に残存の浮遊砲台は手当たり次第にカドミニウム弾をロナクレアを撃ちまくる。


「垂直軸線誤差修正、射出電圧臨界」


 リミットまであと10秒


「くらえぇぇぇぇ‼️」


 強烈な陽電子砲が放たれる。同時に古代兵器の地熱エネルギーを留めおいていた結晶体に引火、その悉くが吹き飛んでゆく。

 古代兵器ロナクレアは、成層圏で大爆発を引き起こし粉微塵に吹き飛んだ。


……………

……


「メィ…ヴ」


 目が覚める。自分は、何をしていたか。手に大きな水晶を握り、気を失っていた。辺りは海で、自分たちは漂流していた。


「参ったな…」


 遠くに船が見える、赤い帆船が。梶の葉、自分の旅館の暖簾に使われているあの紋様だ。


「姉さんの…船?」

「お姉さん?」


「おーい、ミナトー!お嬢ちゃーん!」

「ミナトお兄ちゃーん!」

「いないの?」

「きっと見つけ…あ、あそこだ!」


 船が近くに来た。乗っていたのは潤三郎と興一、都姫達であった。ハッチが開き、潤三郎の手を取り船へと登る。


「しっかり助けたぞ、メィヴを」

「そうか…よく、頑張ったな…!」


 へたり込むミナトを船内に引き込み、興一と都姫が毛布をかける。耐圧服は脱ぎ捨ててあり、元のシャツに戻っていた。

 そして潤三郎は警固の操舵手に頼み、平戸まで速力を上げさせた。


「お兄ちゃん、それ」


 興一はメィヴ結晶を指し、ミナトに視線を向ける。ミナトは頷き、メィヴだと答えた。


「姉さん達が何とかしてくれたら大丈夫なのだけど」

「ミナトさん。メィヴ姉さんの身体だけど、この船にいるよ」


 興一に連れられて、船の中の二段ベットのある部屋へと入る。そこに、点滴を繋がれたメィヴの姿があった。


「ミナトくん、容体は安定した。壊死も何とかなった。その結晶をはめてあげてくれないかな?」

「これで、戻れるよ…メィヴ」


 メィヴの胸元に結晶をはめ込むと、光り輝き、その中から声が聞こえた。


「ミナト…メィヴのこと、救ってくれて…あ…ありがとう」


 声を発した、復活した。

 そんなメィヴにミナトは抱きしめる。


「本当に…良かった」

「ミナト、泣かないでよ。私は、ここにいるよ」


 ここにいる、ミナトにとってはじめて出来た友達。メィヴを二度と離さない、そう誓ったのだった。


………


 夫婦群島近海、崩壊した古代兵器を弓張サルベージの船舶が引き揚げていた。各国の軍隊が介入して、技術拡散なんてされたら目も当てられなかった。

 政一はその最前線に立ち、その経緯を見守っていた。


「これは…」

「CEO?」

「誤チェストにごわす、儂らが求めた遺跡じゃなか。」


 古代兵器は遺跡として価値がある代物、電流を発さなくなったロナクレアの内部には時価にして数兆円規模の金銀銅ダイヤプラチナ、エメラルドルビーサファイアなどが宮殿跡地から発見された。


「こりゃ弓張家が差し押さえる。こん世界に一気に出回ったら、戦争ん火種になる。」

「畏まりました」


 政一の乗る“ヤシマ”は宝物を全て積載し、サルベージ船には古代技術で作られたであろうものを回収してゆく。


「これで全てか?」

「はい、退避完了しました」

「完全に沈めれ、跡形ものうだ」

「了解しました」


 海中、海面に顔を出している部分全てに燃料気化弾を取り付け、悉くを爆破する。その威力は津波が起きるほどで、完全に古代兵器“ロナクレア”は再起はおろか、リバースエンジニアリングも不可能となった。


………


「自分は、入院した事になってるんでしたっけ?」


 ミナトは、山野蓮にて潤三郎に尋ねる。潤三郎は頷くとメィヴのリハビリは暫く弓張が受け持つと話した。


「勿論、山野蓮にたまに来てもいいさ。」

「何なら、メィヴの所に

「…わかった!」

「それで、温泉が湧かなくなっている事はどうするの?」ら


 ミナトの顔がこわばる。湧出量が下がる問題は直らず、数年以内に枯れる事にはこの冒険の、尽力の先でもどうにもならなかった。


 しかし…


「ミナト、聞いてよ!」

「母さん?」


 電話が鳴り響く。かけてきたのはミナトの義母で、声は弾んでいた。


「どうしたの?母さん?」

「ミナト!良かったね、温泉ん湧出量が元通りになったーよ!」


 ミナトは一瞬固まる。すぐに大喜びをした。


「やったぁぁぁ!これで温泉は元通り!よぉし、これから平戸温泉を盛り上げるぞ!!」

「ミナト、メィヴも退院したら手伝うよ!」

「ありがとう、メィヴ。潤三郎さんも、興一くんも都姫ちゃんも、いてくれてありがとう。」


 母が車で迎えにきた。

 車は軽自動車、ミナトは潤三郎と握手した。


「本当に、よくやったね。」

「ううん、今自分にできる限りのことをやっただけ。メィヴの事、お願いします。」

「それじゃあね、ミナト」

「メィヴ、リハビリ頑張れよ!」


 タルト軽自動車が、峠道を下ってゆく。四人は見えなくなるまで、ずっと見守っていた。世界を人知れず救った戦友を、ずっと。


……………

……


 また、突拍子もないことを言って先生を怒らせてしまった。歴史の話、やらなきゃ殺されるのが世の中ですと言って、廊下に立たされた。

 潤三郎さんの元同僚の老教師で、私…ミナトに当たりが強い。ある意味、いつもの日常。廊下に立たされた方が、スクワットも出来るし可哀想な子供を演じることで老教師の評判を叩き割る事も可能だろう。


 と思いながら、廊下に立たされる様な発言を…自分が正しいと思ったことを言い続けた。だけど、学力が少し落ちたくらいで老教師に異動とかの噂は出てない。

 自分のレジスタンスが徒労に終わったのなら、次は煽ろうと思う。


 お茶を飲む。今日もやっと、お風呂場の掃除が終わった。早朝、少し小学校に行くのを拒む。先生から嫌がらせを受けている、と説明した。休む事も必要かなと、距離を置くと良いと母はいう。


 平戸瀬戸は今日も波立ち、空は青々とする。もうすぐ夏休み、平戸の夏は日差しは強いがしつこさは感じない。川のようで、海のような海峡に架かる赤い橋。

 ふと、海に目を落とす。小さな船が、平戸城の先から渡ってくる。あの日の船だ、潜水艦を一緒に破壊したあの船が来た。


「ミナト!来たよ!」

「メィヴ…!」


 お互いに抱擁する。リハビリは完璧に終わって、江迎からは最初の船で平戸城の付近まで戻ってきた。

 二人は熱い抱擁をかわして、それから海を眺めた。


 何者にも支配される事のない、潮彩のトルマリンを。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

潮彩のトルマリン 宮島織風 @hayaten151

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ