後ろの正面だあれ

暗黒神ゼブラ

後ろ正面だあれ


OL4人の女子が1人の女子の家にお泊りに行ったある日

高真「ねぇ、ねぇこんな暑い夜は、あれでしょ」

市原高真(イチハラタカマ)

奈々美「誰から話す?」

夏沢奈々美(ナツサワナナミ)

京歌「じゃんけんで決めましょう」

楽松京歌(ラクマツキョウカ)

4人は、じゃんけんをして負けた子から話を始めた

やえか「これはね、私が体験した話なんだけど」

新姫やえか(ニイヒメヤエカ)

やえか、小学3年の時

やえか「父ちゃんのタバコ以外ジュースとかお釣りで買って良いのかなぁ」

美里(ミサト)「どうなんだろうね」

新姫美里、やえかの3才上の姉

兎未(ウミ)「ミムラ閉まってるし、良いんじゃない」

新姫兎未、やえかの4歳上の姉

3姉妹は、家の近くの小さなお店に歩いて行っていた

兎未「開いてる時だったら、お菓子買えたのに」

美里「勝手に買ったら怒られるよ」

兎未「お釣りだから、大丈夫じゃろ」

やえか「美里ねぇちゃんちょっと待って」

兎未「やえかは、遅いなぁ」

やえか「ねぇちゃん達が早いだけだよ」

3姉妹は、お店に着いた

やえか「父ちゃんのは、黄色いピースだったよね」

美里「そうそう」

自販機で父親に頼まれたタバコを買って帰る事にした

兎未「今日は、違う道から帰ろう」

3姉妹は、お店の近くの1番館と2番館の間を通って帰る事になって、そこを歩いていると恐怖を感じて3姉妹は、走って間をぬけた

3姉妹の内やえかと美里だけが霊感があり、兎未は霊感が無く、やえかと美里と幽霊の話をしても全然わからなかったがその日は、違った

美里「なんなら、あれ」

やえか「あれ、やばいよ」

兎未「霊感ない、私でも分かったんだけど」

やえか「え!?」

美里「え!?」

やえかと美里は、同時にいった

やえか「兎未ねぇちゃんが分かるってヤバくない?」

美里「ヤバイよ」

兎未「やえか逃げ足早いよ」

美里「で!何処の場所だった?」

やえか「1番館の1番上の1番左から」

兎未「同じ」

美里「一緒、見つかったら、ヤバいと思ったよ」

現在

やえか「もう、1番館も2番館もなくなったけど、めっちゃ怖かったよ」

奈々美「霊感が無いねぇちゃんが分かるってめっちゃヤバいやつじゃん」

やえか「うん、怖くて逃げちゃったよ」

京歌「次は、私だね」

高真「そうだね」

京歌「私のは、そんなに怖くないよ」

高真「良いから」

京歌「これは、私が小学1年の時にいとこの所に泊まり行った時」

京歌、小学1年

津冬「京歌、物置に忘れ物したから、一緒に取りに行って」

村式津冬(ムラシキツフユ)、京歌の2才上のいとこ

京歌「良いよ」

津冬と京歌は、テクテクと歩いて津冬の家の物置に行った

京歌「津冬ちゃん、忘れ物有った?」

津冬「有ったよ」

京歌「じゃあ、帰ろう」

と帰る準備をしていると雛人形が鳴りだした

津冬「え!?」

京歌「どうしたの?」

津冬「見て」

と雛人形の近くを指を差した

京歌が見たのは、コンセントがささっていない雛人形のコードだった

京歌と津冬は、すぐに家に帰った

現在

京歌「めっちゃ怖かったよ、いとこの家でも有ったんよ」

高真「どんな事?」

京歌「トイレを借りて、私1人なわけよ」

奈々美「トイレならね」

京歌「何気なく、独り言でトイレットペーパー取ってって言ってトイレットペーパーの方を向いたら、はいって渡されちゃったって落ちなんたけどね」

奈々美「ヤバいじゃん」

京歌「めっちゃ怖かったよ」

奈々美「次は、私だね」

やえか「そうだね」

奈々美「私は、高校生になって、妹と一緒に寝てた時の話」

奈々美、高校生

まどか「お姉ちゃん、おやすみ」

奈々美「おやすみなさい」

その日の夜中2時

窓からノックする音が聞こえたが奈々美は、目を開けなかった

奈々美『これ、絶対開けちゃあヤバいやつ』

奈々美は、気付かないフリをした

女「野沢さん、野沢さん」

とノックをする

奈々美『野沢さんって近所に居ないぞ』

女「野沢さん、開けて」

奈々美『開けたら、ヤバい』

女「野沢さん、居るのは、分かってるんですよ」

女は、ずっと窓をノックしている

奈々美『気付いてるって分かったら、連れて行かれる』

女は、色々言いながら窓をノックしていた

現在

奈々美「女がどっか行くまで寝たフリをしていたよ」

やえか「返事とかしたら、ヤバいやつじゃん」

奈々美「あと、私が学校が休みで、妹が学校に言ってる時に、妹家のカギを持って行ってるのに、妹の声で、玄関の扉をノックして、まどかだけど玄関開けてって一瞬開けようと思ったんだけど、玄関をチラって見たら人影が無いわけよ、開けたらヤバいって開けなかったよ」

京歌「妹の声マネするなんて、ムカつく幽霊だね」奈々美「でしょ」

高真「最後は、私ね」

やえか「だね」

高真「私のは、怖くないの、被害も何もないから」京歌「最後は、怖くないのが良いわね」

高真「今の家に引っ越す前の家なんだけど、女の人がいってらっしゃいとか、おかえりなさいとか言ってくれたり、子供がイタズラして音を鳴らす位」

やえか「それは、怖くない幽霊だね」

男の子「じゃあ、僕が話をしても大丈夫だね、その男の子のは、学校でウサギの係を担当だったんだけど、上級生の人にウサギ小屋に呼び出しされて行ったら、ウサギ小屋に閉じ込められて、授業が終わって、休み時間に先生に助けてもらえたんだけど、その男の子、イジメられてて、ウサギさんがその光景に怒っちゃって、死んだ今も学校に居て、その男の子は、生霊になっても学校に居るんだけど、ウサギさんが目がさましてる時は、男の子は、力がついて魂を少し切る事が出来るんだ」

高真「君、誰?」

男の子「僕?僕は、誰でしょう」

と消えていった

やえか「ヤバくない?」

美里「さっきの男の子、私の後に居て、後ろの正面だあれ?って言ったんだけど」

京歌「怖い、怖い」

おしまい

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後ろの正面だあれ 暗黒神ゼブラ @ayumu20

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