僕らのぶっとび過ぎな思春期。仲間たちとの輪は、艷やかでいつも眩しくて。

ーーああ、今夜も俺達は、親に内緒で。

 泊「3体をオーバーレイ!
 王πの胎動、ここに列をなす。男子脈動の力を見るがいい!
 召喚、No.8102!!」

 三人「「「スイートブール・エクツーズ・ドラゴン!!!」」」

 ーーこうして闇の決闘に耽るのって、もう何度目だっけ?

 青「幻神の長が、そう何度も負けていられるか・・・
 うお、6つの圧力が襲いかかってくりゅううぅう゛!!」

 ーーただ言えるのは。無邪気なあの頃には、もう戻れないって事。

 紅「脳みそも手札も空にしてやるぜ! さあ、これで満足しやがれっ!」
 歩夢「ぐうっ、生意気な神の炎。目潰しとはヒキョーなり。」

 ーー俺は彼女たちの成長を意識して、距離を取って。
 でも彼女らは逃がしてくれなくて。

 泊「装備カード着用。これ、スリット入りだからそのまま戦えるんだよね。
 さあ、しかと目に焼き付けるんだ、アオくん!」

 ーー膨れ上がった好奇心のままに、お互いの事が気になりだして。
 禁じられた聖域に入るまで、そう時間はかからなくて。

 青「まだだ! P・疲労 倒セナイマンで素材をサーチ!
 融合召喚! P・疲労 ゴールドストレージ!!
 ラス・オブ・ホワイト、ルウオォクレンドゥア!!」

 ーー尊厳なんて、とっくの昔に捨てた。
 妄想と現実。アオハルとトコハル。
 境界の上で、僕らは答えを探し続けている。

 歩夢「ごっちゃ! いい戦いだったザウルス。
 アオ、風呂場で反省会するのー。起きやがれー。
 ぺちぺちぺち・・・」

 ーーそれは若い僕らの、友情と愛情を巡る戦記。
 見えない明日の行方は、切り札だけが知っている。

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