第23話 Eランク昇格試験 のはずだった……
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南北東西の草むしりをクリアしたレンたちはEランク昇格試験を受けることにしたのだが……。
「あれ? お姉ちゃん?」
見知らぬ女の子がメルルに尋ねた。
「て、テルルッ! なんであんたがここにいんのよ!?」
「え? ずっと一緒にいたよ? いつもお姉ちゃんの後ろでニヤニヤしてたの」
「怖いわっ!」
「今日は思い切って話しかけてみたんだ~。お姉ちゃん、全然気づいてくれないんだもん」
「どんだけ気配消してんのよ……」
ギルド前で二人のやり取りを見ていたレンが割り込む。
「おいおい、この女の子は誰だよ」
「わ、私の妹よ。テルルっていうの」
「なんか似てるな」
「双子だから」
「はっ! マジか! すげえな! 感動だよ!」
「そお?」
「ああ、いつも以心伝心なのか?」
「んな訳ないでしょ!」
「ところでお姉ちゃん、このお兄ちゃん誰?」
「お、お兄ちゃんだって!? メルル! この娘を仲間にしよう!」
「だ、駄目よ! テルルはSランク召喚士で上位ランクパーティーのメンバーなんだから!」
「いや、仲間にしよう! そして最強パーティーを作り上げよう!」
「だから駄目だって!」
テルルがレンとメルルのやり取りを黙って聞いていると、スラのんがテルルに近寄って「よう? メルルに似てるな」と話しかけた。
「双子だから」
「ステータスは似ないのか?」
「まあね。何でもかんでも似ないよ」
スラのんはぽよーんとテルルの肩に乗る。
「今のパーティーは満足してるの?」
「まあね。給料良いし、その分危険だけど」
「ダンジョンも潜るの?」
「そだね」
「ふーん……」
スラのんはテルルの肩から降りるとぽよぽよとテルルから離れていった。
「レン!」
「何だよ」
「殴るわよ?」
「すいませんでしたっ! もうハーレム作りたいとか言いません!」
「分かればよし! じゃテルル、そういうことだから」
テルルはレン一行に背を向けると右手を振りながら去っていった。 ように見えた。テルルはEランク昇格試験に挑むレンたちの後をこっそりと追っていた。
レンをはじめメルルとスラのんもテルルの気配を感じることは無かった。
ギルド嬢ミアはEランク昇格試験場所のスライム島という疑似空間への
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【メモ】
テルル
Sランク召喚士。
メルルの双子の妹。メルルよりかわいい。
メルル「殴るわよ!」
作者「ひぇー、ごめんなさい」
次回、Eランク昇格試験の話を書きたいなあ………………って書けよ!
すみません(^-^;
おっと取り乱しました。
頑張ります。
では次回、また会いましょう。
σ(^_^;)?
スライムテイマー ~スライムと過ごすほのぼの日常生活……が送りたい!~ とろり。 @towanosakura
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