第5話 刺突爆雷(しとつばくらい)

 第二次世界大戦末期に大日本帝国陸軍が使用。対戦車戦闘用爆弾。


長さ約1.5m程の棒や竹の先端に円錐形の成形炸薬弾頭を装着した物。形はトイレのスッポンを思い出してほしい。起爆させる為の撃針は棒の方の先端についていて使用する際には安全栓を抜く。

 棒をしっかり保持しながら敵戦車めがけ、全力で刺突したり、なげたりしたりして、爆発させる兵器となる。

 安全栓を抜こうが抜くまいがちょっとした衝撃で暴発したり、うまく作動して炸裂したらしたで敵戦車だけでなく使用者の生命も危険に晒す。

 さらに取りつけが悪かったため、敵戦車に近づく前に使用者が倒されることがほとんどだった。


 実戦では一度も敵戦車を撃破できなかった。

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「小休止」パート1特攻兵器【伏龍】 館華カオル @tachibana-kaoru

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