第3話 ここは?

「うう…頭痛い…」

ズーンと来る頭痛とともに知らない天井が視界に入った。どうやらベッドで寝ていたらしい。でもどこ?誰がどうやって?

まだぼんやりするが身体を起こす。ここに来るまでに私は何者かに注射器で何かを注入され、気絶した。そこまでは覚えている。

服は学校の制服のままだ。しかしスマホや鞄がない。ベッドのまわりも探したが見当たらなかった。

スマホがないこの状況に少し不安になるもそんなことより今自分の身になにが起きているのか知りたかった。

ベッドから立ち上がったその瞬間、手の違和感に気づいた。

手袋をしている。

医療や料理をする時に使うようなゴム製の使い捨ての手袋だ。なんでしているのか分からなかったので手袋を外したその時…

パァン!

破裂音がした。自分の手元から…

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ルーキーヒーロー @hoshinashi_ookami

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