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概要
——鳴り止まぬ機関銃の乱射音。それは、巨大カブトムシの羽音だった!
時は一九六九年。
泥沼の、ベトナム戦争。
ホー・チ・ミンの急逝により、北ベトナムにおけるソ連の影響力が拡大。これを好機と見たソビエト連邦共産党中央委員会書記長レオニード・ブレジネフは、とある奇怪な軍事作戦を考案した。その名も……
『コーカサスの機関銃』作戦だ。
ブレジネフは、北コーカサス地方にいる、甲虫博士であり独ソ戦時代を共にした戦友、ヴィクトル・モチュルスキー大佐に、このような依頼をした。
「ヴィクトル、お前の甲虫を操る能力を使って、インドシナ半島全土のコーカサスオオカブトを指揮し、米軍を追い払ってほしい」
……ちょっと何を言っているかわからない。
そうしてモチュルスキー大佐は、ペットの鸚鵡『カロリサンズゥク』を連れ、銃身が黒光りするトリプルバレルショットガンを携え、北ベトナムへと向かうのであった。
泥沼の、ベトナム戦争。
ホー・チ・ミンの急逝により、北ベトナムにおけるソ連の影響力が拡大。これを好機と見たソビエト連邦共産党中央委員会書記長レオニード・ブレジネフは、とある奇怪な軍事作戦を考案した。その名も……
『コーカサスの機関銃』作戦だ。
ブレジネフは、北コーカサス地方にいる、甲虫博士であり独ソ戦時代を共にした戦友、ヴィクトル・モチュルスキー大佐に、このような依頼をした。
「ヴィクトル、お前の甲虫を操る能力を使って、インドシナ半島全土のコーカサスオオカブトを指揮し、米軍を追い払ってほしい」
……ちょっと何を言っているかわからない。
そうしてモチュルスキー大佐は、ペットの鸚鵡『カロリサンズゥク』を連れ、銃身が黒光りするトリプルバレルショットガンを携え、北ベトナムへと向かうのであった。
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