第7話 脱線☆カリル先生のチキチキお料理クッキング~。
カリル (以下:カリル)「第1256回っ、チキチキっ適当お料理クッキングぅ~!」
コマちゃん (以下:コマち)「どうした
カリル「お使いの機器は正常です。作者が
アシェイド (以下:アシェ)「いやいや、気にするだろうよ。キミって普段料理しないよね?」
カリル「せぇへんね、全くもって完璧に」
アシェ「そんなんで大丈夫かい? 何か後ろにとんでもない食材が見えるけど」
カリル「流石日陰の第三王子、目の付け所が眉の下!」
アシェ「ん? そりゃ普通だな。……ここは怒っといた方が良い感じ?」
コマち「小僧、一々気にするな。話が進まんぞ」
アシェ「あ~失敬、じゃあ次行こうか。えーと……どうしたんだいハニー、こりゃあ滅多にお目にかかれないドラゴンの骨付き肉じゃぁないか!」
カリル「んなク◯台本読まんでエエから。さてみなさん、最初の料理はセルマセナ種ドラゴンの輪切りテールステーキでございま~す。はいポン!」
ザザザザザザザッ、ゴトン。
カリル「へいお待ち。表面は業火的なサムシングでパパッと焼き上げ、野趣溢れる魔素をギュッと閉じ込めてみました」
アシェ「……何か肉周辺の時間だけ一瞬で進んだっぽくない?」
カリル「そらそうよ。時間掛かる調理シーンなんか誰も見ぃひんやん。飛ばすやろ普通?」
アシェ「よく分からんが、そういう意味じゃ無い気がするな」
コマち「モゴモゴモゴモゴ(うむ、旨いぞ主。濃厚な魔素が一切抜けとらんのが実に良い)」
アシェ「あ~キミらは大丈夫だとは思うけども、ドラゴンみたいな濃過ぎる魔素は並の人種には逆に毒だからね?」
カリル「ヒト向けに出すなら長期熟成させて適度に魔素抜くからねぇ、フグの卵巣の糠漬けみたいに。アレは毒抜きの原理が分かっとらんらしいけど」
コマち「ああ、あの妙にびりりとする味は酒に合う珍味であったな」
アシェ「それ毒あるまんまだよね? もしかしなくても」
コマち「我輩は
アシェ「フグって魚なんだ。それ魔物?」
カリル「
コマち「海から引き上げると膨れる奴も居たな。我輩の過ごした地では人が食えぬからとよく譲られたものよ」
カリル「アンタそれ体の良いゴミ処理役やん」
コマち「む? ……ま、まあ過ぎた話だ。今思えば我輩は損をしておらんかったのだから、良いではないか」
アシェ「確か向こうじゃとある神の使いだったって聞いたような……扱いえらい酷くない?」
コマち「……主よ、こうなったら
カリル「はいはいかしこまり~。ホホイのホイっと!」
ダラララララララっ、ストトントントン。
カリル「イビルオークの厚切りソテー、ジンジャイ焼き(生姜焼き)、特上ロースカツ、スペアリブの角煮もどき、全部まるっとお待ち!」
アシェ「お~最早何をどうやったかも分からん早さだ」
カリル「おうおう、こちとらせっかち代表カンサイミン、チャッチャと終わらしてナンボやワレ~!」
コマち「ガツガツ、ガツガツ(主よ、意味の無い威嚇は別として最高の出来だぞ)」
アシェ「こっちはこっちでもう平らげてるし。これだからキミ達は本当に……」
カリル「んん? どうやホレ直したか色ボケ王子! このこの~」
アシェ「ああ、ある意味痺れるぐらい刺激的だな。早速王に婚姻の奏上を――」
カリル「残念、これにてお時間です。ではまたいつか何処かでお会いしましょう~」
コマち「機会有らば再び
ドジャ~~~~~~~ン!!!(銅鑼の音)
自堕落ダークサイドメイドのその場しのぎ。 新佐名ハローズ @Niisana_Hellos
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