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こちとらスローなライフの第1話(公開当初の原稿バージョン)。

 どうも、作者です。普段はこちらの近況ノートを使わず作者名のツイッターにてお知らせ等を行っておりますが、作品の見直し作業をした結果『過大な評価をされようが、こちとらスローなライフがしたいんじゃい!』の第1話を大幅に改稿する事にしました。つきましては公開当初のバージョン(2023年1月6日 18:36 公開分)を原稿の状態そのままでこちらに残しておこうと思います。応援して頂いた方には大変申し訳ありませんが、このノートをもちましてお詫びとさせていただきます。    2023年1月11日 新佐名ハローズ 
 
 
 
 
    過大な評価をされようが、こちとらスローなライフがしたいんじゃい!
 
 
    第1話 開始早々にやっちまったな、神様。
 
 
 
「――で、例のスカウトってどうなったん? ――は? トチった? ――で、向こうさんとの折衝は ――結局しないまんまやっちゃったと。マジかいな……。わあったわあった、後でワビ入れに菓子折り持って向こうの神んトコ行っとくから。 ――うん。もういいって気にすんな。こっちでフォローすっから。 ――うん。じゃあ適当にみやげもん買っといてー」

「……あの子またやっちゃったの? 今度は何?」

「あー、ありえんぐらい好みだったんだとさ」

「は? ……中身がよね?」

「うんにゃ、顔」

「だけ? ……マジ?」

「おう、マジ」

「それ向こうの主神になんて説明するつもり?」

「あまりの逸材に担当者が我を忘れてついうっかり、とかなんとかテキトーに」

「あそこの主神、そういう軽いノリ許さないわよ?」

「えーじゃあ一緒に行ってくんない? そういうん得意じゃん」

「却下。両方離れらんないってご存知?」

「そこをなんとかー」

「クドい。あんまフヌケてっと|主神《メイン》乗っ取るよ?」

「おー、それ良いんでない? |男神《オレ》なんかよか|女神《オマエ》のほうが絶対ウケ良いもん」

「……それ、本気で言ってる?」



「ええと、例の子ってもう移界しちゃってる? ああそう。座標は……うわ、あそこか。よりによって間の悪い……。最上位の即応出来るコミュニケーターって出払ってんのよね確か。もう|地表《した》に降りてるので近場に適当なの居ない? ……それ試作体じゃない。ピーキー過ぎるから外せって言っといたのに。またあの|前任《バカ》だから分かんないと思って……。もう時間無いから付けといて、要監視で。何かあったら逐一報告ね。もう|地球《むこう》に出なきゃなんないから、頼んだわよ?」
 
 
 
 

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