概要
グミへの想いを書き連ねました
クラスメイトのKに想いを寄せる”私”がKの好物であるグミを研究しようとする物語。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!大嫌いで、大好きなグミになりたくて
好きな人の好きなものを好きになりたいという気持ち。
微かにもたらされた不確かなものだとしても。
その人の欠片みたいに、必死に掴んでは大事に抱えるのです。
私の好きな人であるKはグミが好き。
それを知って以降、私はグミを食べ、グミを作り、グミのことだけに時間を使うようになる。好きでもない、むしろ嫌いなくらいなグミと向き合う日々。
全てはKに自分を無条件で好きになってもらうために……。
本作は好きな人へ向ける鬱々とした想い。
愛情を通り越し、もはや狂気と化した感情が鮮烈に表現されていました。
恋は盲目といいますが、後から思い出すと馬鹿げていることも、あの時はそれが正しいことだと信じて疑わない…続きを読む