『巻物』
とても昔のお話。
ある老人が弟子を取った。
彼は、様々な書物を書くプロであった。
ある時、弟子が1つの巻物を師匠に手渡した。
師匠は仕事を終えてからその巻物をゆっくりと広げていくと、どうやら文が書いてあるようだ。
償う時が来たのです
私の過去は貴方が一番良く分かってらっしゃる
悔やんでも悔やみきれません
裏切るようなことをしてしまい
父と母には
申し訳ない気持ちでいっぱいです
他の弟子には
別れは告げました
さようなら
巻物の下から文章を書くなと最初に口酸っぱく教えたのにと思いながら、弟子を探しに行こうとした老人はそのまま立ち上がることはなかった。
―――――――――――――――――――――――
【解説】
トイレットペーパーのコピペとギミックは同じです
上から読むと過去を引きずり師匠に別れを告げる弟子の文章
下から読むと弟子が師匠を仇と考え償いを求める文章になります
文章の内容は1から考えてるからセーフにさせてください(;・∀・)
意味が分かると怖い話 しょーたろう@プロフに作品詳細あります @sho_tatata
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