エピローグ

 最初に見つけた時、彼は小さな小さな枯れ木の下に座っていました。

 彼はそこでじっと動かず、静かに下を向いていました。

 でも、私はそんなこと、気にも留めなかったのです。

 それが正しかったのかは、今でもよくわかりません。

 ですが、一つだけ言えることがあります。

 私は彼に寄り添ってもらえて、とても嬉しかった。だから、人々の悲しみにも寄り添ってあげたい。

 そっとしてあげるのが正しいこともありますが、寄り添ってあげることもまた、大切なのです。

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春の花畑の思い出 泡盛草 @Astilbe

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