☆あとがき☆

 こんにちは、東雲晴加です! 

 この度は『郷愁の森の誓い〜アルカーナ王国物語 特別編〜』をお読みいただき有り難うございました。


 リアルタイム更新中に読んで下さっていた方はご存知かと思うのですが、この作品は2024年夏、『カクヨム夏の毎日更新チャレンジ!!!』と言うものの為に(約3週間毎日更新すると必ず500リワードが当たると言うもの)無理矢理捻り出したお話です(笑)


 はじめはエッセイでも書いて凌ごうかと思ったのですが、流石に3週間丸々エッセイは無理かと間に短編を書こうとしました。が、わたくし短編をすぐに思いつく才能がありませんもので(;´∀`)リワードの為にストレスを溜めるのも嫌だったのでリクエストの声が地味に多かったガヴィの幼少期を書こうと決めました。


 ただ、過去編の設定は前からふああっとあったものの、本当にふああっとでしかなく(笑)ほぼゼロの状態。アルカーナシリーズはハッピーエンドで締めたいな♡と思っているのに、見切り発車で書き出したらバッドエンドまっしぐらになってしまいまして(汗)

今から設定考えて、プロット立てて、下書きして……あ、毎日更新チャレンジに間に合わないわ。となり、苦肉の策で『プロット兼下書き段階の物をそのまま出す』暴挙にでました(;´∀`)


 なのでリアルタイム更新中は頭の中に出てきた文をそのまま打ち込んで即更新を繰り返す自転車操業執筆をしておりました(*ノω・*)テヘ

(おかげでなんとか毎日更新できたよ!笑)


 このあとがきを書いている頃にはちゃんと手直しをしたものを載せられているはずです。


 ガヴィの過去は、現在軸からみると『お伽噺』の世界であり、あんまり詳しく書かずにふわっとさせておこうかと思っていました。

何故ならここまでお読みの皆さまはご存知の様にあまり楽しい話ではないから。


 なるべくこのシリーズはハッピーエンドにまとめたいと思っていたので、幸せなラストを迎えられそうにない過去編は書かなくてもいいかなと思っていたのです。

けれどまあ、こう言う機会が与えられましたので、改めてきちんと考える事に。


 突貫工事のように出来上がったお話ではありますが、ストーリー上で伝わったらいいなーと思ったのは、やはり少年ガヴィと青年ガヴィの性格の違いでしょうか。


 どうして泣き虫で、ちょっと気弱な少年ガヴィが今のガヴィになったのか。ただのなんでも出来るヒーローではなくて、血肉の通った人間なんだよー!ってのが伝わったらいいなあと思います。


 自分で書きながら、益々ガヴィが好きになりました(笑)


 これを読んでから今までの話を読み返すと、「あー、優しい所変わってないんだなー」とか「だから情が深いんだなー」とかより感じる部分が出てくるような気がします(*^^*)


 主人公気質なのは間違いなくアルフォンスだなーとか(笑)

ガヴィはイルと出会う前は後ろめたくて故郷には帰りづらかったんだろうけれど、本当はずっと田舎に戻りたかったんだろうなあ、とか。


 そしてラストは明るい希望に満ちた雰囲気と、やるせない切なさが伝われば。


 小説とは全く関係ないのですが、ガヴィの家庭はちょっとしたヤングケアラーだな、とか最近の世界情勢を見て、きっとこうやってじわりじわりと戦争に巻き込まれていく子どもたちが世界中にいるのだろうなと思いながら書きました。


 『皆の力になりたい!』と志を胸に抱くアルフォンスと、『身近な一握りの人を守りたい』と思っているガヴィ。どちらの思いも正解で間違いがなくて、現実世界で同じ気持ちを思う人がいるんだろうな。


 最後までお付き合い下さいました方、本当に有り難うございました(*´ェ`*)


東雲 晴加

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【完結】郷愁の森の誓い~アルカーナ王国物語 特別編~ 🐺東雲 晴加🌞 @shinonome-h

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