第2話
20XX年
ここは現代によく似た世界の高校‥‥
ちょとかっこよくいってみたかったんだよね!byナレーション
『学校を一日で一番無駄な時間かのように感じとある病の影響をもろに受けた少女が片手で数えられるくらいしかいない数少ない友人と話している』
「結衣、本屋にいたの?」
「ごめん、新刊買おうと思ったら気づいたらいろんなのみちゃって‥‥」
『彼女の名は「白崎結衣」典型的な厨二病患者でありぼっちである。
顔はなかなかに良い方であるのに癖の強い趣味と休み時間の行動から、彼女に近づく者は余りいない』
『ちなみにしばらくナレーション『 』は、出ないでしょう』
嘘なんだけどね!
言えるわけがない‥‥親友をほったらかして近くの山で冒険してたら補導をくらってえらく時間を使ってしまったなんて‥‥
「今日はネトゲでボス叩きのめすって言ってなかった?」
そういえばそんなこと言ったっけ?とりあえず今日のことは悟られないようにしよう。
「この天下の結衣様がそこまで考えているわけないでしょう!」
「そこ誇らないでよ」
「嘘だよ。今日はメンバーの予定が合わなかっだけ」
もちろんぼっちの私にネッ友などおらんがね!
自分で言って悲しくなってきた‥‥
「ほらまた嘘つく!」
「な!?何故私がネトゲですらぼっちだということを知ってるの!?」
話したつもりは一切ないんだけどなー?
「分かるよー!だってネットでも結衣は結衣でしょう?友達なんてできるわけないじゃない」
「偏見がひどくない?」
「事実でしょ」
悔しいが反論のしようがない。どうせ彼女とあと数人しか友達がいないのだから。
まあ悟られなかったので良しとしよう。
「ところでさ‥‥」
「なに?」
「一人で抜けがけしてた気分はどう?楽しかった?」
バレてたの!?とりあえず誤魔化そう。
「な、なんのことかな〜」
「補導受けてるとこバッチリ見てたとも!」
「いや〜 だとしても抜けがけじゃないよ!し、下見だよ」
「それを世間一般的には‥‥」
「あ、後ろ!」
「私はそんな見え見えの嘘には引っ掛からないよ!」
嘘では無い。正直主人公補正を疑うレベルで都合がいい。
だが私にとっては非常にまずい、一番バレたらやばい人が来た。
「どうしたんだいおふたりさん?こんなところで口喧嘩とは、あとものすごく聞き捨てならないことばがきこえたね?抜け駆けってどういうことが説明してくれるよね、結衣?」
「お、お姉ちゃん!?なんでこんな所に?」
異世界に行ってみたい! しがない少年 @sainougahoshi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。異世界に行ってみたい!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます