23時54分に反逆のプレリュードを掲げろ

時守師――それは、時の狭間で時を乱す「鎌鼬」を駆除し、世界の時間を守る孤独な守護者たち。勅使河原阿須間は、その運命に生まれついたが、誰にも認められることのない役割に疲れを感じ始めていた。時守師としての使命感は次第に薄れ、心には疑念が生まれていた。そんな時、父であり偉大な時守師である守一との衝突が、阿須間の運命を大きく変えることになる。