残したものには※※がつく

　お盆に故郷に帰ってきて、叔父さんや近所の人達と迎え火をした。

　伯父さん曰く毎年のように迎えられる人達がいて、今年も来ているらしい。

　どうやら彼らは「こっち側」にいるようで……？

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　盆というのは、よく考えると不思議な行事だ。

　死者を一時期迎え入れる。

　生活に平然と組み込まれた不思議。

　この話は紛れもなくホラーではあるのだろうが……
　仮に現実に起こったとしても、割かし受け入れてしまいそうだ。

　帰省した人と故郷にいる人との人間ドラマも含め、盆らしい作品だった。