【証明】私はあなたのことが嫌いであると仮定します。
水島悠林
【証明】私はあなたのことが嫌いであると仮定します。
「ねえねえ優くん。よければもらってくれない?」
黄色の花びらが特徴の、夏の風物詩ひまわり。私はその太陽みたいな花を、目の前の大好きな人に差し出した。
「……ありがとう」
優くんはぱちりと瞬きをすると、特にそれ以上表情を変えることなく受け取った。優くんは何も言わず、じっとひまわりを見つめる。
──そうそう、ひまわりの花言葉って知ってる? 「あなただけを見つめる」っていう意味なの。
と、事前に用意しておいた台詞を口にしようとしたところで、ひまわりを注視していたはずの優くんと視線が交わった。
どきりと心臓が高鳴る。もしかして、
「やっぱり21と34、34と55、55と89だね。フィボナッチ数だ」
期待はあえなく散った。思わずがっくりと肩を落とす。優くんは「綺麗って意味だよ」と慌ててフォローの言葉をかけてくれるが、違う。そこじゃないの。
「えっと、ひまわりには花言葉があるの。それは──その……」
肝心なところで言葉に詰まる。予定外のことが起きて動揺したからか、あるいはそもそもの勇気が足りていなかったのか。どっちかはわからないけれど、今の私では告白まがいなあの言葉を口にすることは到底無理そうだ。
私はもごもごと口篭っていたのを誤魔化すべく、「光が輝くって書く『光輝』っていう言葉みたい」ともう一つの花言葉を口にした。そして軽く手を振って、素早く優くんから逃げ出す。
今回も失敗。初恋は未だ成就せず、だ。
小さくため息をつきながら、夕暮れの街をとぼとぼ歩く。
優くんのことが好きだと気がついたのはもう何年も前。忘れもしない、小学校三年生の夏休みだ。もうすっかり時は経ってしまって、今は優くんも私も高校一年生。私は小学生のころから一度も、優くんに「好き」と言えないでいる。
──*──
「おはよ、詩織ー。 早速で悪いんだけど、シャー芯切れちゃってたから一本くれる?」
翌日。ふわあとあくびをしながら授業の準備をしていると、両手を顔の前で合わせた友達がやって来た。「ええまた〜?」と口では言いつつも、シャープペンの芯を差し出す。かく言う私も忘れ物は多いので、お互いこうやって貸し借りをすることがちょこちょこ。持ちつ持たれつの良い関係を築けている。
そのまま机を挟んだ状態でおしゃべりをしていると、他の友達もやってきた。会話はさらに弾み、話題はころころと変わっていく。まだ課題をやっていない、そのリップかわいいね、あのイケメンな先輩に彼女ができたらしい、などなど。わいわいと盛り上がっていると、いつのまにか話題は「このクラスで誰がタイプか」になっていた。
「私はやっぱり斉木君。ビジュがイイ!」
シャー芯あげた友達が真っ先にタイプの男の子を挙げた。周りの友達はみんな「わかる〜!」と口を揃えて同調する。かっこいいという意見は満場一致らしい。私も確かに、と斉木君の顔を思い浮かべながらうんうんと頷く。
目元がぱっちりとした彼は身長が高く、スポーツが得意な男の子だ。球技大会での目覚ましい活躍っぷりはその場にいた女子だけでなく、応援していた男子たちをも魅了していた。
彼の推しポイントや、球技大会での武勇伝について盛んに言葉が飛び合う。すると一人の女の子がはい、と手を挙げた。
「んー、斉木くんもいいけど、わたしは滝くんかなあ。下の名前は優誠くんだっけ」
思いがけない言葉に体が凍りつく。滝、優誠。優くんは私の初恋の人で、つい昨日ひまわりを渡したばかりの男の子。小学生の頃からずっと想い続けているくらい、素敵で優しい人だ。
サー、と心に冷たい風が吹く。もし、みんなが優くんのことをかっこいい、好き、と言ったらどうしようと不安で仕方がない。
でも、彼はそこまで目立つタイプではなかったはず……とわずかな期待を胸に周りの反応を伺う。
「ああ、それわかる。なんか他の男子とは雰囲気違うよね」
「めっちゃ賢い子じゃなかったっけ? 前、期末の数学の点数がちらって見えちゃったんだけど、学年最高点だったもん」
「ほんと? 頭いいの羨ましいなあ」
概ね好意的な意見だ。口ぐちに優くんを褒めるみんなの言葉に、心が黒いモヤで覆われていく。優くんの良いところを知っているのは私だけじゃないんだ、と幼稚な嫉妬心がむくむくと膨れ上がっていくのを感じる。
話すことなく、ぼんやりとみんなが喋っているのを聞いていると、いつの間にか話題は夏休みの予定へと移っていた。旅行、部活、山のような課題。優くんから話が逸れたことに胸を撫で下ろす。これなら私も参加できそうだ、と思ったのも束の間。次なるショッキングな話題が振られた。
「折角の夏休みだし、付き合うとまでは行かなくても、男子たちと距離詰めたいよねえ」
「じゃあ、さっき挙がった男子たち、夏祭りとかカラオケに誘ってみる?」
やめて! と心の中で叫んだ。でも、みんなはどんどん話を進めていく。シャー芯をあげた友達がちらりと心配そうに私を見つめた。けれど、反射的に微笑んでしまう。
結局、私は中途半端な態度で何も言い出せないまま「何人かの男子をを夏祭りに誘う」という計画に同意してしまった。
──*──
「で、解は2±√7となります」
朝の会話から既に数時間が経過し、もう三時間目になってしまった。私は機械的に黒板に書かれた回答を写す。今は授業どころではない。
──みんなが優くんを夏祭りに誘うことが成功すれば、私も優くんと夏祭りに行ける。けれど、もし私たちのグループの誰かが優くんに告白してしまったら……。
最悪の事態に頭を抱える。高校に入ってからはみんなお化粧をし始めたり、本格的にダイエットを始めたりと綺麗だったり可愛かったりする子が一気に増えた。私だってそれなりに身だしなみには気を遣っているけれど、頑張っている子たちには全然及ばない。
──もう、いっそのこと告白しちゃう……?
ふと浮かんだアイディアに頭を振る。小学生の頃から優くんを追いかけて、高校まで一緒のところに来たけれど、一度たりともそんなことを言えた試しはない。昨日だって、事前に用意していたひまわりの花言葉を口にすることはできなかった。
「好き」とか「あなただけ」みたいな言葉を伝えるのは、難易度が高すぎる。
「ここ、受験必須だからしっかり解けるようにしておくんだよ」
ぼんやりと物思いに耽っていると、鋭い視線と目が合った。慌ててノートに視線を落とし、メモを取り始める。
難しい。意味がわからない。やっぱり数学は算数の時代から嫌いだ。けれど、優くんは数学が大好きなんだよね、とまた思考が明後日の方向へ飛んでしまう。
これはいけない、と今度こそ集中して授業を聞き始めた。しばらくの間数字と格闘する。
「次に、背理法。証明の方法の一種です」
教科書のページをめくったところでチャイムが鳴った。しかし、先生はお構いなしだ。思わず眉を顰めていると、ピシャンと頭に電流が走った。
──ある命題に対して、その結論が成り立たないと仮定し、矛盾が生じることを示すことにより、その命題が正しいことを証明する。
教科書の一文に釘付けになる。もし、この方法をうまく使うことができれば、「好き」と言わなくても、私の気持ちを優くんに伝えられるのでは? しかも、優くんが大好きな数学で告白ができるかも、と希望が湧いてきた。
一言一句余すことなく聞き取ろう、そんな決意を胸に、先生の話にかつてない程の情熱を持って耳を傾ける。
「まあでもチャイムがなったことですし、次の授業にしましょう。では、お疲れ様」
先生は教科書を閉じるとひらひらと手を振って帰っていった。背理法の説明は一切ない。
「嘘でしょ……」
がくりと項垂れる。普段授業を真面目に受けていない罰だろうか。
でも、ここで諦めるわけにはいかない。
再び教科書に視線を落とし、背理法の解説を読む。まず、証明したいことの反対について言ってから、それが矛盾することを示せるように……。
しばらく文章を読み込んだ後、試しに教科書の例題を解いてみる。√2が無理数であることの証明。だから、無理数の反対を最初に仮定しなきゃいけない。たぶん有理数だよね、とひとりごちながら、ゆっくりとペンを進めていく。
……これ、どうしたら矛盾を示せるんだろう。
有理数ってそもそもなんだっけ。無理数ってそもそもなんだっけ。
仮定することはできたけれど、それ以降が全くわからない。
「これ、分数で置くのがいいよ」
すらりとした指が真っ白な私のノートをトントン、と叩いた。驚いて顔を上げると、目の前にはいつのまにか優くんが立っている。
「互いに素な自然数をa、bみたいな文字で置いて、既約分数の形で表すんだ。そうしたら──」
優くんは淡々と、でも私にわかりやすいようにゆっくりと背理法について解説してくれる。
「なんで分数なの?」
「有理数は分数で表せる数字のことなんだ。一方の無理数は分数では表せない」
たぶん、私はすごく初歩的な質問をしていると思う。「いとをかし」ってどういう意味? って聞いているくらいかも。
でも、優くんは嫌な顔ひとつせず答えてくれる。昔からそうだ。そういうところが大好き、と心の中でこっそり呟く。
「本当に矛盾した! ありがとう優くん!」
優くんの手を借りて問題を解くこと数分。私は見事背理法での証明に成功した。にっこりと笑顔を浮かべて優くんにお礼を言う。すると、優くんはちょっと目を逸らした後、小さく首を縦に振ってくれた。大きなリアクションはないけれど、毎回きちんとと反応してくれる、そんなところも大好きだ。
じっとノートを見つめると、自分史上最高に理路整然とした回答が視界に飛び込んできて胸が躍る。なんだか、優くんに近づけたみたいだ。
問題も解けたし、背理法のやり方も理解できたし。これなら優くんに私の気持ちを伝えられる気がする。そう思い、早速証明を使った告白の文言を考えていると、黙り込んでいた優くんが口を開いた。
「放課後、少し残れる?」
「……え?」
突然のお誘いに、驚きのあまり聞き返してしまう。優くんが自分から誘いをしてくれることなんて数えるほどしか経験がない。
それにしても、放課後の呼び出しなんて。もしかして、少女漫画とか小説とかで頻発する、あの展開だろうか。
「背理法についてもう少し教えたい」
そうだよね……。もちろんわかっていました。
ちょっとだけでも期待してしまった自分が憎らしい。優くんのお誘いといえば、全て数学がらみなのはもう何年もの付き合いでわかっていたはずなのに。
ところで、このお誘いはどうしよう。
真面目に教えてくれた優くんには申し訳ないけれど、私の目的は背理法の証明を完璧にすることではない。優くんに背理法を使って気持ちを伝えることだ。今日は部活が休みだから、家に帰ってじっくり優くんへの想いを書きたい。
申し訳ないけれど、断ろう。そう思った時、脳裏に「何人かの男子をを夏祭りに誘う」という計画がよぎった。
そういえば、誘うのっていつだっけ。
みんなの会話を思い出してみる。でも、明確な日時は誰も言っていなかった。もし、暗黙の了解で「今日の放課後」なんてことになっていたらどうしよう。流石にすぐに告白する人はいないとは思うけれど……。
「それじゃあ、お言葉に甘えて……」
結局、私は優くんのお誘いに乗ることにした。数学を教えたい優くんの思いを裏切るようで胸の奥がちくりと痛む。けれど、それ以上に優くんをとられたくなかった。
自分が情けない。
去っていった優くんの背中を見送った後、ぼんやりとノートを見つめる。子供っぽいし、小学生の頃から大好きなことを高校生になった今でも伝えられていないままだし。
このままで、いいのかな。ずっと変わらないままで本当に大丈夫なんだろうか。
教室を見回せば、お化粧バッチリのかわいい女の子たちや、スマホで写真を楽しそうに取り合う女の子たちがたくさんいる。私だって薄くだけれどお化粧はしているし、インスタもやっているけれど、なんだか本質が違う気がしてならない。私だけ中学生のまま取り残されたかのような気分になる。
私も、変わらないと。
そう思った瞬間、私はいつの間にかペンを握りしめていた。まっさらなルーズリーフの上で勢いのままペンを滑らせる。
数行書き進めたところで次の授業の始まりを告げるチャイムがなった。慌てて教科書を取り出し、机の上に置いた後、再び文の続きを書き始める。
その後も昼休みや授業の休み時間を使って、私は文章を書き進めていった。といっても、ああでもない、こうでもない、と書いたり消したりを繰り返していたので実際は十行にも満たない短い文だ。
いつのまにか今日の授業は全て終わってしまっていた。残すは掃除の時間のみ。「さようならー」と挨拶をして、教室掃除の人の邪魔にならないよう、一度廊下に出る。
掃除する人と帰宅する人、部活に行く人とでごった返す廊下を進み、人の少ない防火扉の隣で立ち止まった。
少し黒ずんでしまったルーズリーフをもう一度見直す。気になったところを少し手直ししたり、文を付け足したり。少ない時間でもできることを進めていく。
まだまだ書き足りないし、書き直したいところはたくさん。でも、約束の時間はもうすぐだ。当たって砕けよ。砕けたくはないけれど、それしかない。
廊下の時計を見やると、教室を出てから既に二十分が経過していた。もう掃除は終わっていそうだ。
ルーズリーフを丁寧に折りたたんで、制服の胸ポケットにそっと差し込む。
ゆっくりと、人が少なくなった廊下を歩き出した。
──*──
「ごめん、優くん。お待たせ」
恐る恐る開けた教室の扉の先には、机に向かう優くんの姿があった。分厚い参考書が積み上がっているのに少し驚きつつ、優くんの前の席に腰掛ける。
相変わらずすごいなあ、なんて思っていると、教室が異様に静かなことに気がついた。周りを見回してみると、今教室には私たち二人しかいない。
「別に大丈夫」
優くんはいつも通りの声音で返事をしてくれた。短い言葉の中に込められている気遣いに頬が緩む。
今、ここには優くんと私しかいない。渡すなら、今がチャンスだ。
「この問題解いてみて」
「あのね、優くん」
優くんと同じタイミングで話してしまった。あわあわと「ごめんね」と言っていると、優くんがすっと手を私の方へ向けた。
たぶん、お先にどうぞ、という意味だ。
「……これを、受け取ってください!」
当たって砕けよ。そう心の中で唱えながら、ポケットにしまっていたルーズリーフを優くんに差し出した。
静かな教室にペラり、と紙をめくる音だけが響く。優くんは何も喋らない。
膝の上に置いた手をギュッと握りしめる。不安と恥ずかしさで顔を上げられない。
優くんはどう思っているんだろう。振られたら立ち直れないなあ。そもそも、証明は破綻してないよね。
ぐるぐると色々な考えが頭を回り、不安に押しつぶされそうだ。
紙が風にあおられてめくれる音に、ぴくりと体を震わせる。優くんは何も言わない。ずっと黙ったままだ。
そろそろ、読み終わっただろうか。このまま返事を聞かず立ち去りたいという思いが、ちらりと顔を覗かせ始める。
「……ありがとう、詩織ちゃん」
無限のように思えた沈黙の後。優くんがついに口を開いた。
ありがとうって、一体どういう意味だろう。名前を呼ばれるのは久しぶりだな。
迫り来る現実から目を逸らそうとしていると、すっと、紙が俯いた私の視界に差し込まれた。
──証)滝優誠は松本詩織のことが好きでないと仮定する。
え、証明? と驚くのも束の間。隣にもう一枚ルーズリーフが並べられる。
──【証明】私はあなたのことが嫌いであると仮定します。
私が書いたものだ。そして、さっき優くんに渡したはずの、一世一代のラブレター。
思わず顔を上げ、まじまじと優くんを見つめてしまう。
「まさか、同じことを考えていたなんてびっくりした」
優くんが照れくさそうに笑った。その頬が赤く染まっているのに気がついて、目頭が熱くなる。
私と優くんは、同じ気持ちだったんだ、と思うと抑えが効かない。
「大丈夫? もしかして違う意味だった? でも、どっちも最後はきちんと矛盾を示していたよね」
涙を拭っていると、優くんが心配そうに声をかけてくれた。慌てているなんて珍しい、なんて思っていると、ハンカチが差し出された。青いカエルが刺繍された小さなハンカチ。そのつぶらな瞳を見つめていると、不意に昔の記憶が蘇った。
「これって小学校の卒業式のあと、一緒に行った科学館で買ったんだよね」
そう尋ねると優くんは驚いたようにぱちりと目を瞬かせた。そして、ちょっと目を逸らした後、小さく首を縦に振る。
「よく覚えてるね」
「それはもちろん、小学生の頃からずっと大好きだったから」
そう言うと、優くんはそっと顔を逸らした。表情はわからないけれど、耳が真っ赤だ。結構わかりやすいんだなあ、なんてニコニコとしていると、するり「大好き」という言葉が出てきたことに気がついた。
ついさっきまでウジウジしていたのに、自信を持てただけでこんなにも変わるんだなと胸が熱くなる。
「……嫌いの対義語は好きなのかな。好きの反対は無関心って聞いたことがある」
真っ赤な優くんとニコニコ笑みを浮かべている私、という奇妙な時間が続いていると、不意に優くんがそんな発言をした。
「定義不足ってこと?」
以前数学のテストで赤で書かれた言葉を口にすると、優くんは頭を振った。
「そういう意味じゃ無くて、もし好きの反対が無関心だったら、僕はいつも詩織ちゃんに証明してもらっていたんだなって思ったんだ」
私が、いつも証明……。不思議な優くんの言葉に首を傾げる。
「好きの反対が無関心であると定義した場合。詩織ちゃんは僕のことが好きではない、つまり無関心である仮定する。すると、昨日みたいに僕にひまわりをくれたり、今みたいに小学生の頃の、それも僕が買ったハンカチについて覚えてくれたり、という事実に矛盾する。……ほら、詩織ちゃんはいつも僕に話しかけてくれて、一緒に過ごしてくれているから。他にも──」
優くんが一つ一つ、私が小学生の頃からしてきたささやかなアピールを挙げていく。中には私が覚えていなかったり、「もう忘れて!」と叫びたくなるようなものまで。
……でも、優くんは全部覚えてくれているんだ。
今度は私が真っ赤になる番だった。
【証明】私はあなたのことが嫌いであると仮定します。
─完─
【証明】私はあなたのことが嫌いであると仮定します。 水島悠林 @Rin_Mizushima91
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