たおやかに流れる川のように

古 散太

たおやかに流れる川のように

たおやかに流れる川のように

世の中はつねに変わっていく

ぼくらはどこにも止まれない

世の中とともに流されていく

そこに固定できそうなものは

何も見つけることができない

決まりきったことは何もない

かならず消滅すること以外は


たおやかに流れる川のように

人生はつねに変化しつづける

ぼくらはずっと変わっていく

誰も同じままではいられない

繋がっているのはただの記憶

すでにその頃のぼくはいない

今もまた新しい自分に変わる

ブレることのない信念以外は


たおやかに流れる川のように

時は次から次へと去っていく

すべてのものが朽ちていく中

ぼくらも朽ちないわけがない

死を避けることで生が見えず

どう生きていいかわからない

それでも時は刻々と過ぎてく

心にやさしい思い出を残して


たおやかに流れる川のように

おだやかな幸せを感じている

逆らうことなく生きていたい

反すれば摩擦が生まれるだけ

今という瞬間に起こることを

ありのまま受け入れてみれば

すべてが感謝に包まれていく

生きるという意味に気づけば

まるで

たおやかに流れる川のようだ

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たおやかに流れる川のように 古 散太 @santafull

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