これは希望の話なのか、崩壊の話なのか

街灯の光と出逢い一夜の短な友人関係になる。

物語を軽めになぞるとそのファンタジーな出逢いは、
居場所というものを見つけるハートフルな物語のように思えるのだけれど、
主人公の境遇とところどころに見られる精神的不安定さを鑑みるに、
追い詰められつつある精神が救いを求めるために得た幻想とも捉えられるなと思う。

はたして、この夜の出逢いと別れは希望か、それとも──