気になる二人に話を聞いてみた

秋犬

佐伯と網代木

※対談ではなく各自呼び出してインタビューしている形式だと思ってください。


1.名前とお互いの関係について。


網代木あじろぎ「出席番号2番、網代木です。佐伯くんは、その……(もじもじ)」

佐伯さえき「出席番号15番、佐伯です。網代木くんはクラスメイトです」



2.お互いの第一印象について。


網代木「なんか、普通の奴」

佐伯「根暗メガネ」



3.相手のことをなんと呼ぶ? そう呼ぶようになったきっかけはある?


網代木「え……普通に佐伯くん?」

佐伯「網代木くん」



4.喧嘩はする?


網代木「しません」

佐伯「する理由ないし」



5.相手が機嫌悪いときはどうする?


網代木「別に話しかけませんし、機嫌悪いところ見たことないです」

佐伯「どうするって、どうにかする必要ないし」



6.相手が喜ぶこと、嫌がることを把握してる?


網代木「そこまで仲良くないけど、新規で客が増えると嬉しいって言ってました」

佐伯「何回か来てくれたら大体好きなところは覚えるんだ、例えば(とてもプライベートな内容)」



7.誕生日には何かする?


網代木「誕生日……知らないし」

佐伯「俺生まれてきたくなかったから誕生日とか嫌いだわ」



8.お互いの部屋に入ったことはある?


網代木「そもそも家を知りません」

佐伯「俺自分の部屋ねーし」



9.ここだけは直してほしい!


網代木「できれば……そんなことしないほうがいいと思う」

佐伯「もっと自信持てばいいのに!」



10.不意に相手が泣いているのを見てしまった、どうする?


網代木「佐伯くんが泣いているところが想像できません。でも、もし隠れて泣いているのだとしたら本当に辛いことがあったんだと思う。僕なんかが何かできるわけでもないけど、また話が聞けたら少し聞いてみたいな」

佐伯「えー……別にどうでもいいけど。俺関係ねーし。でも俺のせいで泣いてるんだとしたらそれはまずいかもな。慰める? ︎︎でも泣いてるときに他人から声掛けられるのとかマジでムカつかね? ︎︎お前に何がわかるんだよって。でもさあ、あいつが泣いてるところ想像できねえんだ。だってあいつ多分ものすごく嫌なもの抱えてるからさ、そういう奴って泣くとか笑うとかしないじゃん。いつも無難な顔しやがって、もっと素直になればいいのに。本当は泣きたいんだろって。俺? ︎︎俺は関係ねえよ。別に泣くとか笑うとかどうでもよくね? ︎︎何となく周囲に合わせて勝手に真人間っぽくやってりゃいいんだよ。俺にはわかる、あいつもそういう奴だ。えーと、何だっけ? ︎︎網代木くんが泣いてたらどうするだっけ? ︎︎やっぱり泣いてたら、放っておくしかないな。俺なんかに慰められてもキモいだけだもんな。いや、でも網代木くんだろ? ︎︎そのままいい感じになってもっと貰えたりしないかな……いや、何でもない。とにかく網代木くんは泣くような奴じゃないから、そんなの意味のない質問。おわりおわり!」



11.平常時、非常時、主導権はどっちにある?


網代木「基本的に全部任せてます」

佐伯「おう任せとけ」



12.相手が罪を犯したらどうする?(一緒に逃げる、自首するよう説得する、血に汚れた手を洗ってあげる…等)


網代木「もう罪を犯してるようなものなので……僕にどうこうはできないけど、真っ当に生きてほしいと思う」

佐伯「網代木くんは犯罪とかしないでしょ!(大笑)」



13.自分だけが知ってると思う相手の豆知識


網代木「実はすごい甘党」

佐伯「(大変にプライベートな内容)」



14.ここまでありがとうございました。お二人が登場する作品を宣伝していってください!


【佐伯はみんなのものだから】 https://kakuyomu.jp/works/16817330669648707220


約1万字のBLなんだか青春なんだかよくわからない男子高校生の作品です。クラスメイト相手に身体を売って稼いでいる佐伯に主人公の網代木が抜いてもらって、一緒に飯食うだけの話です。そういうわけでまあまあキツめの描写があるのでご注意ください。


それでこの二人を取り上げたのですが、作中でも別にこの二人仲良くないので特に会話がないし盛り上がらないしでつまんないですね。でも何らかの重たい感情はお互いに持っているので、こんな形に収まりました。本編だともう少しエモい感じになってるので、興味のある方は読んでね。

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気になる二人に話を聞いてみた 秋犬 @Anoni

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