塾講師をしている女子大生・茉莉は生徒の親に担当を変えてくれと言われるなど、とにかく不運が続いていた。
ある日の帰り道で出会った謎の占い師・佐野から「そのままだと死ぬ」と耳を疑う指摘をされ、二人は不運の元を探るため行動を共にすることに。
その不運の根源が担当する生徒・壮一だと判明するも、彼は家庭環境に大きな問題を抱えていて――というのが前半の話。
壮一だけでなく家庭環境に問題がある人の見本市かと思うほど、この塾には親の思惑、それに応えたい子の苦悩が蔓延しています。
人は「助けてほしいと思っている人しか助けることはできない」といいます。果たして佐野は、そして壮一は自らの状況に絶望しきることなく「助けて」と光に向かって手を伸ばすことはできるのか。
茉莉は彼らを救う一条の光となれるのか。
結末はぜひ読んでお確かめ下さい。