うーん……

 この辺から物語の展開こそ殆ど同じですが表現などが元々のやつから変わってきます


 元々どうだったのか見たい人は紹介文のところにあるリンクから見てみてください

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 私はお母さんと話した後、自分の部屋に戻った。


 お母さんが昔配信者をやっていた。


 この事についての衝撃が強すぎるし、アンチっていう存在の怖さを改めて思い知ったし……




 お母さんはどんな配信をしていたんだろう、登録者10万人って言うのはかなりの数字のはずだからどこかに活動をしていた足跡が残ってると思うけど。


 どうやったら出てくるか分からないや。調べてどんな感じで終わったのか知るのも嫌だし調べるのはやめておこう……




 それにしてもアンチって本当に人を引退まで追い込むんだ。今まではネットでしかそういう人を見て来なかったから……


身近にそんな人がいるとよりアンチが怖く思えてきた。


 これから活動するにあたってアンチとの衝突は多分たくさんある。だってVtuber自体が嫌いな人だってたくさんいるからね。


 活動をしていくうちに個人を標的にしたくるアンチもだんだん出てくるのは間違いない。


 応援より批判の方が声が大きい、みたいな変な理論があるけれどそれは批判の方がメンタルが傷つきやすいからなんだろうね。


 Vtuber、つまり配信者になるっていうことはいずれ出てくるであろうアンチと戦うことと覚悟しないといせないのか……


 戦わないで無視をするって手もあると思うけれどそれは一時ひとときの安らぎにしかならないし。


 まだ活動すら始まってないのになんでこんなに悩んでいるのが自分でも分からなくなってくる。


 ……なんか考えている内に眠たくなってきたし、考えるのが嫌になってきたよ。


 もう寝てもいいかな。



 

 ◆◆◆




 あのー主人格のお母さん……? 言うタイミングがちょっと間違ってたんじゃ……


 主人格がVtuberをやると言った時にあの母親はアンチというものの怖さを知っているのにも関わらず怖さを伝えなかったのだろう。


 そりゃVtuberになる直前でこんなこと言われたら今の主人格のようになるわけだ。まあ俺は前世でVtuberどころか配信者にすら全く興味を勿体無かったからアンチについてはよく分かっていないが。


 まあ、アンチの声が嫌すぎて配信を辞めた、引退した、と言った人たちは多いからアンチは相当酷い言葉を放ってくるのか。


 人を批判する暇があるなら自分の人生を豊かにした方がいいと思うんだけどな……


 アンチをすることもまた普通とは違う一つの生き方なのかもしれないし。心情は理解できないが。


 久しぶりに俺に体の主導権が渡ってきた事だしちょっと活動するか……




 ん? 主人格風呂まだ入ってなくね?


 ま、まあ時間が時間だし……俺の活動時間いつもそんなにながくないし……その内主人格に体の主導権が戻ると思うから……


 だっていくらなんでもこの体は一生俺のものというものじゃなくて主人格のものだし俺が風呂に入るのは流石に良くないことだよな?


 まあ、主人格には明日の朝入ってもらうか……今日は寝落ちをした、という感じにしておこう。




 この話題をずっと考え続けるのはなんか俺が変態みたいだから考える内容を変えよう。


 そうそう、前俺が体の主導権を握った時にVTOPに送った手紙の返信がつい最近届いたのだ。


 この時に主人格がその手紙を見たら流石に不審がっただろう。ちゃんと家のポストに入っていたので主人格や主人格の母親が見る可能性があったかと思うと少しびびった。


 この時に体の主導権が俺にあって、本当に助かった。


 何故か返信の手紙にはVTOPの社長の住所らしきものが書いてあった。本物だとしたら採用されたとは言えライバー? に自分の住所を送る行為は馬鹿だとしか言えない。


 深い考えがある可能性もあるけれど、そんなに考えて行動しているのかねえ、あの社長は。


 おそらくVTOPから帰ってきたもので間違い無いと思うのだが、これが本当に社長の住所なのかは定かではない。俺が元々社長の住所を知っているわけもないからな。


 ダメ元で今の主人格の精神状態くらいは知らせておくか……


 なんかこのままだと主人格が壊れてしまう気がするから早めに知らせておこう。


 ハガキってどこに置いてあったっけ。まあ使った時は勉強机らしき机の横にある棚に入ってだけれど……あ、あったあった。


 どういう書き出しがいいんだっけ。元々高校生までしか生きてないし礼儀もあんまなってなかったからなあ……こういうのを書くのはほんと無理。


 前書いた時はすごく頑張ったんだよ……


 流石に少しは礼儀を弁えて書かないと主人格に迷惑がかかると思ってたんだからさあ。




 あれ? なんか下の階から声が聞こえるな……あっ、そう言えばさっきまで晩御飯の準備をあの母親してたわ。


 喋ったらなんか違和感持たれると思うけれどこの家族、なぜか飯を食ってる時に喋らない。


 俺の存在がバレないのはいいんだけど流石に気味が悪い。



 

 いやあ、それにしても風呂かあ……

(いつか慣れないといけないだろうし)


 なんらかの犯罪に触れてれそうだよ……あくまでも人格だから犯罪に触れないと思うけどさ……


 なーんで男の体の人格として転生出来なかったのか。これだといろいろ不便なんだよ。

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