仮定した才能に矛盾はないか?

私は才能があると仮定する。
このとき、私が送ったコンテストの結果は
1次選考落選 であった。
これは、私に才能があることと矛盾する。
よって、私は才能がなく、生きる意味がない。(証明終)

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この物語に登場する遥理央という人物は、自分の存在を証明するために「自分には才能がある」と仮定し、「生きる意味がある」という命題に向かって走り出していく。

彼女は、怖くないのだろうか?
冒頭の文章のように、自身を仮定するというのは時に残酷な結果を招くものである。
正直、私にはこんな仮定なんて出来っこない。

きっと彼女はそんなことも気にせず、前へ走り出していくのだろう。
そんな遥理央という人物の強い生き方を教えてくれる一作だった。

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