執筆者さんに聞きたい10の質問
京野 薫
自己紹介
こちらにお立ち寄りいただき誠にありがとうございます。縦縞ヨリさまの質問企画の内容があまりに興味をそそられたので、ぜひともやってみたい! と思い参加しつつ、簡単な自己紹介をさせていただければと思います。
Q1 ペンネームとその由来は?
「
元々、国内では京都が一番好きで、京都でいつも浮かぶ光景「京都の野原」と、お香好きなので香気を立てるという意味の「薫」をつなげてペンネームにしました。
最初の数日は京野薫って名前、カッコつけてるかな……と思い「お昼寝ミウ」でやってました。
でも、やっぱり「京野薫」って言葉の響きやたたずまいが大好きで、こっちにしましたが……
とはいえ「お昼寝ミウ」も結構気に入ってたので拙作「夢見るわたしと恋する機会」で使っちゃいました(汗)
Q2 最近感動したものや出来事があれば教えてください。
(読み物、音楽、誰かに言われた事など何でも)
仕事ですが、少し前にチーム内のあるトラブルで自信を無くしかけて心が折れそうに鳴っていたのですが、そんな時に職場の尊敬する上司の「Yさん(「ふわふわ、きらり」のホーム長さんのモデル)」から「俺がこの会社で一番信じている京野薫を信じろ。お前の能力や魅力は客観的に見て上位だ」と言ってもらえたことです。
号泣……はしませんでしたが、グッと来ちゃいました。
Q3 お好きな商業作家さんと、その中でもイチオシの作品タイトルを教えてください。
商業作家……と言うのかな? 違ってたらごめんなさい!
二人いて、夏目漱石の「夢十夜」がとにかく好きです。
特に第一夜の表現の美しさはため息が出ます。
家で読んでて思わず小声で朗読しちゃったくらい(汗)
もう1人は梶井基次郎の「檸檬」
この人の作品は全て外れなし! で、文章の美しさをトコトン楽しめます。
でも一押しはやっぱり「檸檬」です。
この二作は好きすぎて、読むだけじゃ足らずに書き写しちゃったくらい(汗)
ほんと、日本人でよかった!と心底感じます。
Q4 執筆中に聴いている音楽作品があれば教えてください。
書いてるときは音楽は全く聴きません。
元々、考え事する時は静かな環境が好きなので……
でも、音楽聴いてて小説の雰囲気? イメージ? がボワっと浮かぶ事はあって、切っ掛けになるのは圧倒的に坂本龍一の「BTTB」を聞いてるときです。
これを間接照明の部屋でボンヤリと流してる時に、ドンドン書きたいのが浮かんでくるので……って気取りすぎ!?
Q5 読み物を書こうと思ったきっかけは?
元々、小説読むのは大好きだったんですが、書けるとは思ってもいませんでした。
「Q5」にも関係するんですが、仕事でプレッシャーを感じてたとき、夜に明かりを消して「BTTB」聞きながらボンヤリしてたら、初めて書いた作品「残夜」の「金崎鈴音」のイメージが浮かんできて、頭の中でドンドン具体的になってきたんです。
それで一本お話が出来上がって。
これをどうしても書きたい! と思って、衝動的に「残夜」を一気に書き上げました。
書いてる間中、楽しくて楽しくて。
宝の山を発見したような幸福感に満ち満ちてたのを覚えています♪
Q6 処女作はどんな作品でしたか?
あ「Q5」で書いちゃった(汗)
「残夜」と言う作品で、仕事帰りの男性が偶然に出会った「金崎鈴音」と言う少女と、関わっていくうちにそれまでの日常が変わっていき……と言う内容です。
https://kakuyomu.jp/works/16817330663466538167
この作品と「リム……」は私の中でも一段異なる場所にある作品! って感じです。
「残夜」を書けたのは、私の人生でも大きな出来事でした……
「お気に入り」なんて言葉では表せない、本当に特別な作品です。
Q7 自分が書いたお気に入りの短編と、どういう所が気に入っているか教えてください。
気に入っている短編と言えばやはり「承認欲求」と「アンナと魔法が消えた世界」です。
「承認欲求」はホラーですが、心理描写のどす黒さや不気味な理不尽さ、ミュンヒハウゼンの心理状態といい、余すところ無く書けたと思っています♪
https://kakuyomu.jp/works/16817330667352396020
「アンナと魔法が消えた世界」は私のコメディ好きがエンジン全開! って感じに出し尽くせた感じです。
https://kakuyomu.jp/works/16818093075091997925
元々大好きだったスラップスティックコメディを、たっぷり書けたのがお気に入りポイントです。
これ、また書きたいな……
Q8 自分が書いたお気に入りの長編と、どういう所が気に入っているか教えてください。
これは悩む……けどやっぱり「残夜」と「リムと魔法が消えた世界」です。
「残夜」は上記で書きまくったように、生まれて初めて書いた小説だし、金崎鈴音は今でもトップクラスに大好きなキャラクターです。
彼女の行動や心理を活字にしたい、と言う衝動で書きました。
ここで「私はキャラクターをスケッチするみたいに書きたいんだ」と気付いた事が、今でも小説を書く源流になっています。
実はまた金崎鈴音を書きたい、と思って続編に何度か挑戦したのですが、毎回挫折しています。
ああいう作品はきっと二度と書けないのかな……と思います。
「リム……」の方は、その時その時の私の持っているもの、感じた事、内側からあふれるもの。それら全てを思いっきりぶつけてきた作品です。
色々な事も教えてくれたし、私が仕事でも私生活でも辛かったとき、そっと寄り添って支えてくれてました。
しんどいときでも「リムを書きたい!」「この辛い気持ちをリムにも使ってみよう」とか、そんなこんなで乗り越えて来れました。
書いてきた作品全て大好きですが、この二作は、言葉に出来ないくらい別格の作品です。
Q9 今一番読んで欲しい!作品と、その理由を教えてください。
これ……恥ずかしいですね(照)
あえて書くなら……「ふわふわ、きらり」です。
https://kakuyomu.jp/works/16818093079459115231
なぜって……今、私が最も書いてて楽しい子がこの作品に出てる「星野いすず」だからです!
Q10 最後に、上記の回答を読んだ人に言いたい事を自由に書いてください。
ここまで長い時間、お付き合い頂き有難うございました。
カクヨムと言う素晴らしい場を貸していただき、色んな才能あふれる作家様の作品や価値観に触れている日々は、私にとって途方も無い刺激に満ちたもので、これこそまさに「宝物」です。
今後も皆様から勉強させて頂きつつ、小説や近況報告を余すところ無く楽しみたいと思っています。
執筆者さんに聞きたい10の質問 京野 薫 @kkyono
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