第2話魔王、異世界転生成功!!
ラグドリアは別の世界に無事到着した
後に分かったがその世界の名はメビアと呼ばれているらしい
「うっ、、、」
転生後真っ暗だった瞳に太陽の光をもろに食らい食魔王は半開きになりながら手で影を作った
「む?」
徐々に太陽の光に慣れだし、周りの情景を見渡す、まえに自分の身体から転生の副作用なのか魔王の身体から黒い霧状のものが溢れていた違
「我、魔力だだ漏れではないか」
その、黒い霧の正体は簡単に分かった魔王はし直ぐに膨大の魔力をほんの数秒で身体に戻した
「ふむ、これで問題ないな」
問題大有りである。
この世界のごく僅かの者達は魔力があの一瞬で感じ取ってしまったのだ。第2の魔王が現れたと
「さてと近くに人はいるのだろうか」
【空間魔法:察知】
魔王は1番愛用している、特殊魔法の空間魔法の中の1つである察知を使った。
察知とはその名の通り使用者が望んだ人、物を教えてくれるものであり熟練者になればなるほど距離が延びる。
魔王は自分を中心に約5キロまで察知出来るのである。
「む、近くに人がいるな、、、しかしこれはぁ、、」
魔王が察知したのは複数人の人と人が向かい合っていたのである。それも片方は今ちょうど数名察知出来なくなり、
「はぁ、まぁここの住人がどの程度か知っておくべきか」
魔王は見捨てようとも思ったが、理由を取り付け助けに行くことにした
【空間魔法:テレポート】
・ ・ ・
時間は魔王が異世界転生する少し前から始まった。
「ま、まさかこんなことになるなんて」
「えっぐ、、、ふぐ、、」
高そうな装飾を施されている馬車に乗ったルネミザ・ノアとその娘が、賞金首である元A級冒険者モブノ・マカセと、その仲間に襲われていた
「大丈夫、大丈夫よだからそんなに泣かないで」
キャンディアは泣いていた、未来の女王になることがほぼ確定しているキャンディアだが、年齢はまだ9歳の幼く精神は未熟であった。
(なぜ、こんな日に限って、、、)
ノアは心の中で弱音を吐く、本来近くにあるアイソル王国との親交を深めるという体での、お茶会をであり、これを新兵の現場研修としても使っている。そのため指導者としての熟練者が2名しかいないのである。
たいして相手は盗賊で人を殺すことに躊躇いがないならずどもである
新兵10名老兵2名
盗賊21名内元A級冒険者1名B級10である。
外から剣と剣がぶつかる音や、痛みに悶えながら死んだであろう悲鳴が馬車中からでも聞こえてくるのだ
・ ・ ・
外での戦闘が終わり約10秒後さっきとは違い静寂が支配していた。
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、バァン!
ほんの少しの静寂それを壊したのは馬車の扉をこじ開ける音だった。
「おい、いたぜ!女だ!!」
下品な目と声で仲間に呼び掛ける、先の戦いで切り傷だらけなのが、更に不気味差を纏わせていた。
「女だ!」
「犯せ犯せ!!」
「誰が1番最初にやるかじゃんけんしようぜ笑!!」
馬車から無理矢理引っ張り出された、キャンディアは暴れ壁や扉にぶつかり膝から血を出していた。
「、、、あなただったのねマカセ!」
マカセと呼ばれるその男はマカセが殺したであろう。兵士を椅子にして座っていた
「ひどいじゃないかノア王女、私はあなたを護衛したこともあるんですよ?普段のように敬語で優しく喋ってくださいよ」
マカセと呼ばれるその男は不適に笑っていた。
「さてと、私の仲間を殺したんだ。当然増やしてくれるんだよな?」
「、、、!ゲスが、、、、!!」
娘を更に抱き寄せながら、今から行われることを想像する
「せ、せめて娘には、なにもしないで、、、」
「それを決めるのはこいつらだ」
ノアは周りを見る、自分だけでなくまだ10歳にも満たない娘にも性的な目で見ているのに気付き血の気が引くのが、他人からでも分かるほど顔色が変わっていた。
「り、リーダー、、も、もう襲ってもいいんすよね!」
鼻息が荒く少しの理性でリーダーと呼ばれるマカセに話しかける太った、醜い顔の男
「焦らしすぎたな、良いぞ全員襲え」
マカセの言葉が、ノアには1語1語しっかり聞きとれ今から起こることに恐怖しながらも、泣いている愛娘を守るために体を丸めた
「ま"ぁま"ぁーーーーー!!」
泣きながら自分の母親を母親と同じくらい強くハグをする。何も出来なくてただ泣いていることしか出来ず。最後まで母親に助けを求めている自分を恨みながら今から起こることが9歳ながら、理解してしまっていた
「いっただっきまs───」
瞬間、ノアを襲おうとしボロボロで臭いがきつい服を脱ぎながら向かっていた男の頭が無くなった
「、、、、?、、は?、」
誰も理解は出来ていなかった。瞬きをした瞬間1人の仲間が死んでいた、襲おうと思っていた他の盗賊も足が止まりさっきまで生きていた同じ仲間を見つめる
「おいおい、お主らよってたかって弱いものいじめか?」
目を見張っていた。盗賊もマカセも、ノアもその男を見つめていた
マカセはそこで嫌な予感を感じ取った。さっき感じた。"魔力"を持つ正体が誰なのか分かりたくないものを感じ取っていた
「ふ、浮遊、、、だと?」
1人の男が呟いた。皆が上を見上げ見つけたのは
「貴様何者だ?」
震える手を落ち着かせながらマカセは空を飛んでいる男に話しかける
「我はまお、、、ただの旅人だ」
「そうか、正体を明かす気はないかおい、お前ら!ここは―――」
「ちょ、調子に乗るなぁ!!」「かかれかかれ!!」「殺してしまえ!!」「浮遊しか使えないクソゴミがぁ!!」「あいつも追い剥ぎしろ!!!」
「おい!お前ら止まれ!!あいつに勝てるわけがない!!一旦引くぞ!!」
恐怖ゆえか、マカセの仲間達には声が届いていなかった。ただ目の前に浮いている不気味な男を殺そうと考えていた。
【暗黒魔法:
瞬時マカセと、襲われそうになっていた女二人以外の人間の頭がラグドリアが拳を握ると同時に破裂した
─────────────────────
「、、、やりすぎてしまった。そこの、、、【スキル:魔眼】マカセと呼ぶのか、お主が1番強いのだな?殺さなくて良かったよ」
ラグドリアはマカセがいる方にゆっくりと近づいた。
「化け物ッ」
【スキル:縮地】
恐怖によって、ガタガタと震える脚を動かしマカセが持つ1番得意なスル、縮地で数十mほど後方に飛び逃走を図った。
しかし相手は魔王であった。
【空間魔法:テレポート】
「こらこら、逃げるでない我は貴様の強さに興味が湧いているんだ」
「こいっ───!???」
ガシャァンと音と共にマカセはラグドリアに頭を掴まれ死なない程度地面に叩き落とされた。
「、、、死んでないよな?」
不安になり顔を覗き込む、頭から血はだらだらと流れているが微かに息をしているのを確認しいまだこの状況に混乱している。2人の女性の方を見た。
「た、助けていただきありがとうございました。
今目の前にいる。脅威とも取れる存在にノアは臆せずに王族がする最敬礼で感謝を伝えた。
「ん?あぁ、よいよい我も好きでやったしな」
ラグドリアは女王と呼ばれるノアに背中を向けたまま喋りマカセの首を指でなぞっていた
「え、えっと旅人の人、い、一体何を?その者共、、、いえその者は反逆罪で死刑に、、、」
目の前にいる男が何をしているのか分からずにノアは言い直しながら問いた。ケーブルマ王国の女王を殺害しようとしただけでなく、犯そうとした者は本来なら死刑になる。しかし目の前の男は死刑ではないことをしていた。
【暗黒魔法:
「ん?こいつは殺させないぞ?気に入ったからな!」
マカオの首に鎖のようなものが巻かれた所をノアは一瞬見たあと視線を感じ、ラグドリアとは目線を合わせた、そしてラグドリアさぞ当然のように言った言葉に詰まっていた。
「あ、あなたは、、、、何を言っているのか、わか、、、分かってるんですか?犯罪者をッ庇ってるんですよッ!?」
動揺し、たじたじになりながらも女王として、死を出しながら気絶している盗賊のリーダーを死刑にしこれ以上の被害を出さないように目の前の男に問いかける
「そのぐらい分かっておる」
【スキル:変幻魔法】【回復魔法:
ラグドリアはいまだ気絶しているマカセに手をかざし回復魔法と見た目を変える魔法を同時に使った
「これで問題ないだろう?見た目も体格も声も匂いも気配も全くの別にしてやったぞ?」
頭から血を流し、首が重力に逆らわず倒れていたマカセは、傷1つ無い身体になると同時に骨格から指紋まで、ほとんどの情報が変えられた。
(2つとも
2度目の高難易度魔法の使用国の事につきっきりで、魔法のことはそこまで詳しくないノアでさえも彼の魔法は異常だと分かる。しかしそれでもノアは女王としての責任がある
「だめです、、、例え姿が変わってもその方はマカセです。」
ラグドリアはノアの身体を目でじっくりと全体を見続けたあとに、ニッコリと笑った
「良いなぁお主!強くて芯がしっかりしている。、、、しかしそれは我も同じだ。ここは1つ助けたお礼に見逃してくれぬか?」
先程までラグドリアから出ていた威圧が無くなり交渉をしだす。ノアはその交渉に手を顎に当て考える。本当に見逃しても良いのかダメなのか、考える。
「、、、分かりました。今回は助けてくれた恩があります。しかしもし何かしでかしたのなら私は容赦はしません」
「あぁ、楽しみにしておくよ」
「あ、あの!」
声が聞こえラグドリアはノアの後ろに隠れている子供を見つめた
「?」
「み、みんなを生き返えさせることは、できますか、、、!」
「キャンディア!あなた何を言ってっ、、」
「出来る、、、」
「!!?」
「だが、、、するきはない」
キャンディアは目を見る。自分より身長が高く、強い男に目線を合わせ続ける。それに気づいてかラグドリもキャンディアを見つめる
「な、なんでなんですか!!」
「ちょっと!!落ち着きなさい!!」
ノアはラグドリアの方に向かって行こうとした、キャンディアの腕を掴み落ち着かせる
「助けてよ!!みんないい人だったんだ!!私の国を守るためって!!助けになりたいっていっぱい話してくれたんだ!!!お願いだから助けてよ、、、」
「、、、ん~、、、いやだな!お主らに何か返す義理もない」
「え、あ、、、」
拒否されたことが信じれないのか目を見開き頭が追い付いていなかった
「、、、恩があれば生き返らしてくれるのですね?」
「?、、あぁ約束しよう」
ノアの言葉を聞きラグドリアは笑みを浮かべながら目を合わせる
「我々ケーブルマ王国で最高のもてなしを致し娼婦もお付けします。」
「ふぅ~ん、、、娼婦はあんたでも良いのかい?」
「!?、、、可能です。」
ノアはラグドリアのリクエストに一瞬驚きながらも、あくまで冷静にスカートを裾を持ち礼をした
「ほぉ~合格だ」
【治癒魔法:摂理の
ラグドリアが片手を上の方に掲げると手のひらから黄色く光る球体が浮き上がり兵士の身体に1つずつ入っていった
「悪いが娼婦はいらん飯だけで良い」
「な!!しかし、!」
「昔に色々あってな、、、気に入らないなら我も馬車に乗せてくれるか?その2つで良いだろう?」
そういって指を指す方向には先ほどまで半壊していた馬車が馬と共に再生してた
「分かりました、改めて此度の戦い感謝致します」
そういってラグドリアは蘇り慌てていた兵士達をなんとか落ち着かせケーブルマ王国へ向かった
魔王様暇なので別世界の魔王を討伐するそうです。 俺にゃん @orenyan0809
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