第2話 序章①

朝起きる。仕事に行く。

もううんざりだ。

俺を助けてくれる人ももちろん居る。

その人達は大切にしたいが、会社という組織では

俺を理不尽に嫌う人も居る。

どれだけ澄んだ水でも、雑巾の汁が一滴入っていたらまず飲み干せない。

子供の頃から要領が悪く、勉強も運動も、人に好かれやすい性質も持っていなかった。

明日は本気出すと思ってるが、本当はわかってる。

俺は毎日本気なのだ。

今日こそはと思い退職届を胸にしまい、会社に

向かう。この会社に向かう感じの朝は好きだ。

ん?空に何か黒い影が・・・

高速で何かが来る。

来る。来る。轟音を響かせながら。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

転生しても転生しても、地獄の様な日々から抜け出せないのだが @touhokumegane

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る