あとがき


 どうも、沖田ねてるです。ここまで拙作『或るスカーレットの群青』を読んでいただき、ありがとうございました。

 せっかくなのでこの作品を語ります、拒否権はありません。存分に聞いて行ってください(無理やり)


 この作品のコンセプトはめっちゃ簡単です。一部の方はお気づきかもしれませんが、身も蓋もない言い方をすれば、「紅の●豚でおねショタをやりたい」、これ一点につきます。

 ハードボイルドの金字塔のような元ネタにおねショタをぶち込むという、HAYAOさんに助走つけて殴られそうな衝動が、この作品の源でした。元ネタの方が、めっちゃ好きなんですよ。お陰でこの作品の各所のシーンが、元ネタのオマージュ(パクリ)になっておりました。隠す気はあまりなかったです(笑)


 更にこちらの作品、私が気まぐれに開催しました『プロットを見る会』という、創作者達でプロットを見せ合って意見をもらおう、という集まりの中で、皆々さまから多く金の助言をいただいた作品となっております。

 見ていただいた皆様、本当にありがとうございました。お陰様でこの作品は、当初よりも格段にパワーアップしたものだと、自負しております。


 反省点としましては、ゲオルク等の情報の出し方でしょうか。通常の航空戦闘機とどう違うのか、という点の説明がイマイチなく、混乱された方もおりました。

 自分自身の未熟さを、恥じ入るばかりでございます。だから受賞できんのやぞ(自爆)


 ここからは各キャラクターについて。まずは物語の主人公である、スカイさんから。

 彼女の本名はマグノリア=アルスカーレットとし、私の作品に馴染みのある方からは「お前がマギーさんかよ」というツッコミをいただきました。何度も出てきて恥ずかしくないんですかッ!?(笑)


 おねショタのお姉さん(仮)の役割であり、元ネタは当然紅い豚さんです。ただ元ネタの方のハードボイルドはほとんど引き継げず、どっちかというと駄目お姉さん(仮)になりました。

 何故かと言うと、私が駄目お姉さんが好きだからです。エヴ●ァのミ●サトさんの系譜のお姉さんが好きだったことと、ショタはしっかりしている方がいいのでその対照となるお姉さん(仮)は容赦なく駄目にする、という結果です。缶ビールが似合うお姉さん(仮)って、いいよね(性癖)


 それでもやる時はしっかりやり、カッコイイ姿も見せてくれる。これですよ、この普段の駄目さからのギャップがいいんですよ、分かります?(早口)

 個人的には空のお姉さんということで、スカイという名前も気に入っております。多分今後、どっかの作品で異世界同位体として登場することでしょう、私は容赦なく使い回すんだ。


 約束を守れる大人を目指して、ショタの元に降り立ちましたが、ちゃんとおねショタできてたかしら? まだまだ、性癖を皆さまにお届けするには力不足な気がしておりますので、今後とも駄目お姉さん(仮)共々、よろしくお願いいたします。


 次におねショタのショタである、ヨハン君。あどけなさが残る少年の顔に頬ずりしたい(危険)

 駄目お姉さん(仮)であったスカイさんとは裏腹に、しっかりしているようにしました。プラスして穿った物の見方をし、絶対に大人を舐めているであろう生意気な一面も別料金にてトッピング。小さい子は背伸びをしている姿こそが可愛いんですよ。


 強がって、絆されて、裏切られたと泣いて、最後にはデレる。最後まで書いた時は、変な感慨深さがありました。やっとデレたなー、って(笑)

 やっぱショタは泣かせないと駄目ですよね、強がってても根っこにある子どもな部分は多感な感情を抑えきれずに、必死に頭では分かっていても目から溢れる涙が止まらないというこの未熟な部分こそが、へそを舐めたくなる少年の特権であり(この辺にしておこう)


「シコいショタを書きなさい」という電波を受信した結果が、このようなことになりました。もっとシコい感じにできたのではないか、と終わった今も思ってますので、今後の改良に期待したいところです。

 もちろん、お姉さん(仮)とショタはくっつかないのが正義なんですよ。イェスショタ、ノータッチと作中でミラが言っていたのが、私の答えです。その失恋が、君を大きくするのさ……(何様?)


 最後にスカイさんのライバルとなった彼女、ドロシー。馴染みの方からは、「お前がマギーさんじゃねーのかよ」というツッコミもいただきました(笑)

 いやー、ね。貧乏主人公のライバルはお金持ちと決まっており、この時代の金持ちっつったら貴族だし、そうなるとお嬢様口調になるし、お嬢様口調の私のキャラクターと言えば……とまたマギーさんがひょっこりと顔を出したのですが。


「そろそろ違う名前でもいいかしら」とも思ったので、こうなりました。でも今さらながら、やっぱこっちがマギーさんの方がしっくりくる感じもあるので、もしこの作品が書籍化されることになったら、名前が入れ替わってると思います。書籍化の打診、はよ。待ってますよ、いつまでも。

 元ネタはもちろん紅い豚さんのライバル、金と名声を運んでくる幸運のガラガラヘビさんです。向こうは一人の女の子を巡っての戦いでしたが、今回は志が宙ぶらりんなスカイさんの対比として、しっかりとした目的と芯を持った女性にしました。


 しかし今回の悪役は元ネタのこともあり、主人公と対立はするが、憎み切れないキャラ、というのを意識しておりました。元ネタの方も、吐き気を催す邪悪は出てきませんしね。その辺の空気感から、丸々パク……オマージュを意識しておりました。

 結果として、親子共々何処か抜けてはいますが、良い感じに敵対しつつも最後には認めてくれる、というところに収まったと思っております。ラストで道を踏み外しかけたお父さんを張り飛ばしたシーンは、個人的にかなり好きなシーンでもありました。こういう悪役も、いいよね。


 あとは他作品からチョイ役として出てきました、ランバージャックさんとミヨちゃん。こちらは拙作『三十路の彼と幼い彼女 ~彼らは異世界行商人~』から出てきてもらいました。今回は異世界を旅する行商人ではなく、ゲオルクの研究に勤しむ研究者肌の人間と、そのお世話をするロリ、という形でした。

 ヨハン君の同級生を考えるのが面倒くさい+やっぱロリなら金髪だよな(性癖)=ミヨちゃんの再登場、あまりランバージャックさん、という感じの流れでの登場でしたが、何故かランバージャックさんの方がやりたい放題に動いた為に、スカイさんがめっちゃ困ってました。旧作の主人公強い。


 私はキャラに困ると容赦なく過去作のキャラを異世界同位体という体で引っ張ってくるので、今後も何処かで見たことあるキャラが出てくると思います、あしからず。


 こんな作品でしたが、少しでも楽しんでいただけたでしょうか。公募メインの為にWebの方が割といい加減になりつつある私ですが、今後ともよろしくお願いいたします。

 以下に過去作品のタイトルも置いておきますので、興味のある方は是非是非。


 以上、沖田ねてるでした。

 それでは。

 ーωー



(掲載順_非公開作品を除く)

●ダレカノツゴウ ~勝手に異世界召喚で魔王にされたけど私は士官学校で青春したい~



●ウィッチドライブ ~女の子と事故って魔法少女になり身体の相性が良いから働かされてるんだけど俺はこれを許すべきか? 契約したからもう遅いわよ~



●異世界に転生してステータスを開いたらキェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!! 俺とステータスちゃんと行く土下座珍道中



●三十路の彼と幼い彼女 ~彼らは異世界行商人~



●人形A(※カクヨムのみ)



●異世界に飛ばされた俺っちは邪神と超越者と二股しないと死ぬ ~あんまりだろこれ~



●アイムジェニファー!



●セカイノクジラのType ZERO



●トラウマノコイ



●二人ぼっちの即興劇(エチュード)



●薔薇百合トランスフォーメーション



●私と付き合うのは駄目ですけど、あなたに彼女ができるのはもっと駄目ですッ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

或るスカーレットの群青 沖田ねてる @okita_neteru

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ